序奏と華麗なるポロネーズ

フレデリック・ショパン(Frederic Francois Chopin/1810-1849)

ショパンによるチェロとピアノのための室内楽曲『序奏と華麗なるポロネーズ』作品3が作曲されたのは、ショパンがまだ10代後半の1829年頃。

ショパンはプロイセンの貴族でポズナン大公国の総督ラジヴィウ公(Anton Heinrich Radziwiłł/1775-1833)に客人として招かれた。挿絵はラジヴィウ公の前でピアノを演奏するショパン。

ラジヴィウ公は音楽家らのパトロン(庇護者)として、パガニーニ、ベートーヴェン、ショパン、メンデルスゾーンら著名な作曲家と交流を深めていた。

ラジヴィウ公自身も作曲をたしなみ、チェロを巧みに弾きこなすことができた。さらにその娘ワンダもピアノの才能があったという。そこでショパンが二人のために『序奏と華麗なるポロネーズ』を作曲したとされている(特にポロネーズ部)。

【試聴】Lynn Harrell, Polonaise Brilliante in C Major, Op.3

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ポーランドのポズナンにあるラジヴィウ公の邸宅。ここでショパンは1828年10月2日にコンサートを行ったという。

ラジヴィウ公が総督を務めたポズナン大公国は、1815年から1848年までプロイセン王国の統制下で存在していた大公国。写真はポーランド最古の都市の一つポズナン旧市街。

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