ワルトシュタイン ピアノソナタ第21番

ベートーヴェン/Waldstein - Piano Sonata No. 21, Op. 53

『ワルトシュタイン(ヴァルトシュタイン)』は、ベートーヴェン(ベートーベン)のピアノソナタ第21番ハ長調 作品53。

ピアノソナタ第23番『熱情』と並び、中期のベートーヴェンで最も重要な作品のひとつとされる。

写真:ドイツの貴族ヴァルトシュタイン家の城(チェコ)

曲名の由来は、ベートーヴェンがこの曲をパトロン(後援者)であるフェルディナント・フォン・ヴァルトシュタイン伯爵(Graf Ferdinand von Waldstein)に献呈したことから命名された。

3つの楽章から構成され、それぞれ11分程度の楽章が、3分程度の簡潔な間奏曲をはさんだ形になっている。

なお、元々第2楽章として書かれた曲は、アンダンテ・ファヴォリ(Andante Favori)と題された独立した小品とされ、別途に出版された。

ベートーヴェンの才能を見出したヴァルトシュタイン

若きベートーヴェンの才能を見出したヴァルトシュタインは、早くから彼のパトロンのひとりとなった。1792年にはベートーヴェンにハイドンを推薦。1792年11月にウィーンへの旅立ちに際して、彼がベートーヴェンに贈った言葉は広く知られている。

「ベートーヴェンへ! 君は長く望んだ希望を叶えるために行くのだ。モーツァルトの天賦の才はいまだ嘆きの中にあり、申し子の死に涙している。(中略)絶え間ない鍛錬により、モーツァルトの精神をハイドンの手から受け取りなさい。」

【試聴】ワルトシュタイン 第1楽章

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