はいチーズ!英語の意味・由来は?写真の撮影

はいチーズ! 英語の意味・由来は?

英語での言い方は?写真撮影で笑顔を作る魔法の言葉

写真を撮るときの掛け声はいくつかあるが、最も有名で古典的な掛け声として「はいチーズ!」がある。誰が最初に広めたのか?その意味・由来、ルーツである英語表現について簡単にまとめてみた。

英語で「はいチーズ!」は「Say Cheese!」。意味は「チーズって言って!」。

日本の「はいチーズ!」はカメラマンのみが言う掛け声だが、英語の「Say Cheese!」では、写される人がその直後に指示通り「チーズ!」と叫ぶ。

「チー」の発音で口角が上がり笑顔になるので、カメラマンはその瞬間を見計らってタイミングよくシャッターを切ると笑顔が撮れるという意味(効果)がある。

ちなみに、「はいチーズ」以外の海外の掛け声については、こちらの「写真を撮る掛け声 世界・海外では?」で一通りまとめているので是非参照されたい。

テキサス州の新聞で1943年に紹介

写真撮影で笑顔を作るための「はいチーズ(Say Cheese)」が紹介された記録としては、1943年10月にテキサス州で発行された新聞「ビッグ・スプリング・ヘラルド The Big Spring Daily Herald」が最初のようだ。

記事のタイトルは、「Need To Put On A Smile? Here's How: Say 'Cheese'」(笑顔で写したい?ならこれだ。チーズと言おう。)。

原文の英語と大まかな意味(意訳)は次のとおり。

Now here's something worth knowing. It's a formula for smiling when you have your picture taken. It comes from former Ambassador Joseph E. Davies and is guaranteed to make you look pleasant no matter what you're thinking.

<意訳>耳寄りな情報です。写真に写るとき笑顔を作る方法をご紹介。これは前大使ジョセフ・デイビス氏によるもので、どんな気分の時でも楽しそうに見えること請け合いです。

Mr. Davies disclosed the formula while having his own picture taken on the set of his "Mission to Moscow." It's simple. Just say "Cheese," It's an automatic smile.

<意訳>デイビス氏がこの方法を披露したのは、モスクワへの任務中に自撮りをしたときのこと。簡単です。「チーズ」と言うだけで、勝手に笑顔になるんです。

"I learned that from a politician," Mr. Davies chuckled. "An astute politician, a very great politician. But, of course, I cannot tell you who he was..."

<意訳>「ある政治家から教わったんだ」デイビス氏は笑いました。「凄腕で偉大な政治家だよ。けど、もちろん誰かは言えないけどね。」

ルーズベルト大統領が伝授?

デイビス氏に「Say Cheese」を伝えた「ある政治家」とは、当時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルト(Franklin Delano Roosevelt/1882-1945)と考えられているようだ。

写真は、1945年2月のヤルタ会談の様子。左から、イギリスのチャーチル首相、ルーズベルト大統領、ソ連の最高指導者スターリン。

ルーズベルト大統領が本当に「Say Cheese」の考案者かどうかは定かではないが、写真に写る機会も職業上多かったであろう大統領であれば、日頃から良い笑顔の作り方を研究していていも不思議ではないだろう。

チーズが選ばれた理由は?

写真で笑顔を作る掛け声として、なぜチーズが選ばれたのだろうか?

大きな理由の一つとしては、チーズの「チー」を発音するときに口が横に広がり、口角が上がって笑顔のように見える点が挙げられる。

写真撮影を行うカメラマンは、写る人たちに「チーズ」と言わせる際、「チー」の瞬間に合わせてシャッターを切ることで、笑顔に近い状態で人物の顔を写真に収めることができるというわけだ。

もちろん、チーズ以外にも同様の効果が得られる単語は無数にある。母音で「イー」と長く伸ばす発音の単語であれば、「ピース」でも「リース」でも効果は同じだ。

チーズが選ばれた理由としては、言葉の親しみやすさ、発音のしやすさ、覚えやすさ、など様々な要因が考えられるが、最終的には発案者の感性に基づく瞬間的なひらめき・思い付きによる所が大きいのかもしれない。

日本での流行

「はい、チーズ!」が日本で広まったのは、1964年の東京オリンピック(東京五輪)が開催される前年のこと。

当時の雪印乳業(現:雪印メグミルク)のテレビCMで、カメラマンが「はい、チーズ!」と女の子を撮影する映像が放送された(チーズの宣伝として)。

これは英語版の「Say Cheese」をそのまま日本語に取り入れたものと思われるが、日本ではカメラマンのみが言う掛け声として定着してしまったようだ。

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