『木枯らしに吹かれて』元ネタ・原曲・似てる曲
洋楽・邦楽(JPOP) 元ネタ・原曲・似てる曲
『木枯しに抱かれて』は、小泉今日子による1986年のヒット曲。THE ALFEE(アルフィー)の高見沢俊彦が提供した楽曲で、小泉今日子は同曲で1987年末の「NHK紅白歌合戦」に4回目の出場を果たした。
【YouTube】タイトル
ニック・カーショウ『ザ・リドル』
『木枯しに抱かれて』については、元ネタ・原曲・似てる曲として、ニック・カーショウが2年前の1984年にリリースした『ザ・リドル The Riddle』が挙げられることがある。
ニック・カーショウ(Nik Kershaw/1958-)は、イギリスのシンガーソングライター・ギタリスト。デビューシングル『ザ・リドル The Riddle』は全英3位の大ヒットを記録し、デビュー・アルバム「Human Racing」は8ヶ月以上全英チャート入りした。
『木枯しに抱かれて』のリリースは『ザ・リドル The Riddle』の2年後。曲調も似ているが、後者の冒頭で特徴的に用いられてるスネアドラムもそのまま『木枯しに抱かれて』の冒頭で取り入れられている。
【YouTube】Nik Kershaw - The Riddle
ちなみに、『ザ・リドル The Riddle』の曲名は「謎」を意味しており、実際の歌詞の内容も曖昧で抽象的な言い回しが用いられている。
時代背景的にはソ連のアフガニスタン侵攻やイラン・イラク戦争(1980年)など米ソの新・冷戦時代であり、歌詞の中でもこうした紛争を遠回しに風刺するような表現が散見される。
冒頭のスネアドラムについても、軍楽隊のサイドドラムの暗喩、つまりは戦争の暗喩として用いられている可能性が高い。
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