アルプスの牧場

チロル民謡/そよ風軽く 草におき 遠くうねる 岡はなだら

『アルプスの牧場』(チロル民謡)は、国鉄・JRの気動車における車内放送用オルゴールの曲。車掌によるアナウンス前に流れる。チロル民謡とされているが詳細は不明。

写真:「チロル」という地名の由来となったチロル城(ティローロ城)

ドイツ文学者の原田 義人(1918-1960)による『アルプスの牧場』の訳詞も存在しており、歌い出しは「そよ風軽く 草におき 遠くうねる 岡はなだら」。

YouTube動画には、「キハ47」、「キハ58」など、実際の気動車用オルゴールの音声動画が数多くアップされているようだ。車掌による実際のアナウンス付きの車窓動画がいい雰囲気を出している。

なお、このチロル民謡と同じタイトルの曲に、1951年に発売されたヨーデル風の歌謡曲『アルプスの牧場』があるが、この2曲にはまったく関係性はない。いわゆる同名異曲。

【YouTube】オルゴール車内チャイム『アルプスの牧場』をフルコーラスで流す車掌さん

【YouTube】車窓動画 キハ58「みよし」2号 広島~

チロル民謡の「チロル」とは?

チロル民謡の「チロル」とは、オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈東部の地域を指す。言語はドイツ語。

日本人にとっては真っ先に「チロルチョコ」が思い出されるが、これはチロルチョコを生み出した松尾製菓(株)2代目社長の松尾喜宣が、チョコの企画にあたってチロル地方を訪れたことがきっかけになっているという。