石蹴り(けんけん/けんぱ) 遊び方・由来
マス目を片足飛び・けんけんで進む子供の遊び
石蹴り(いしけり)とは、地面にマス目や円などの図形を描き、そこへ数字を1から順に書き入れて、石を使いながら片足飛び(けんけん)で順番に進んでいく子供の遊び。地域によっては「けんけん」「けんぱ」などとも呼ばれる。
長方形や丸、かかしやかたつむり(うずまき)など様々な図形が使われ、地域によって様々な遊び方や独自ルールが多数存在する。
英語圏ではよく似た遊びとして「ホップスコッチ Hopscotch」があるが、「石蹴り」とは異なり、石は投げ入れるだけで蹴らない。
私見では、日本における「石蹴り」は、明治時代以降に欧米諸国から輸入された「ホップスコッチ Hopscotch」系の遊びから派生したものと推測される。「石蹴り」は昭和期に流行し、昭和40年代頃まで人気があった。
遊び方・ルールの参考ページ
「石蹴り」は地域によって本当に様々な図形やローカル・ルールが数多く存在し、ごく一例を挙げても全体像が見えにくいため、ここでは他サイトの参考ページをいくつかまとめてご紹介させていただきたい。
なお、先に「ホップスコッチ Hopscotch」の遊び方を確認しておいた方が理解が早いかもしれない。
- 滋賀県甲賀市公式サイト内「昔のあそび」
- 日本レクリエーション協会「子供の体力向上ホームページ」
- けんけん各種(個人サイト「昔の遊び」)
- 石蹴り(個人サイト「おやじの昔ばなし」)
- 石けり(遊んでみよう沖縄昔あそび)
かたつむりはフランスから
「石蹴り」で遊ぶ図形の一つに、うずまき状の「かたつむり」があるが、これは「ホップスコッチ Hopscotch」がフランスでアレンジされた「エスカルゴ Escargot」が日本へ輸入されたものと考えられる。
また、両足で立っていい場所として「温泉マーク」を書くルールが日本の「石蹴り」にはあるが、フランスでは類似のルールで「イニシャル(氏名の頭文字)」を書く(陣取りゲームの要素がある)。
関連ページ
- けんけんぱ 歌と解説 片足飛び
- 片足飛びで元気よく けんぱ けんぱ けんけんぱ♪
- ホップスコッチ Hopscotch 遊び方・ルール
- 日本では「石蹴り」遊びとして昭和期に流行