チューリップ
日本の童謡・唱歌/あか しろ きいろ どの花見ても きれいだな
「さいた さいた チューリップの花が」の歌い出しで親しまれる童謡『チューリップ』。1932年(昭和7年)に「エホンショウカ ナツノマキ(絵本唱歌 夏の巻)」(日本教育音楽協会編)上で発表された。
作詞者・作曲者については、当初「エホンショウカ(ヱホンシヤウカ)」上では明らかにはされていなかったが、裁判などの紆余曲折を経て、作詞:近藤宮子、作曲:井上武士と確定された。
なお、近藤宮子による作詞の経緯については、大家重夫 著「唱歌『コヒノボリ』 『チューリップ』と著作権」(全音楽譜出版社)が非常に詳しい。
ちなみに、この「エホンショウカ(絵本唱歌)」上で発表された童謡・唱歌としては、『チューリップ』のほかに、『こいのぼり』、『まめまき』の2曲が今日でも特に有名であり、これ以外の曲はほとんど知られていない。
歌詞:童謡『チューリップ』
さいた さいた
チューリップの花が
ならんだ ならんだ
あか しろ きいろ
どの花見ても きれいだな