私と小鳥と鈴と　金子みすず

すずと小鳥とそれから私みんなちがってみんないい

『私と小鳥と鈴と』は、大正時代の詩人・金子みすず（金子みすゞ）による童謡。「わたしと小鳥とすずと― 金子みすゞ童謡集」に収録されている。

没後50年以上経過し著作権が消滅した作品であるためか、同曲には大勢の作曲家たちが争うように様々なメロディをつけている。まさに「みんなちがって　みんないい」の精神が見事に体現されているようだ。

試しにJASRACデータベースで『私と小鳥と鈴と』を検索してみると、50件以上の検索結果が表示された（重複含む）。合唱曲版も多数存在。特に有名なのはやはりNHK作品（詳細は後述）。

私が両手を広げても
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のように
地べたを早くは走れない

私が体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど

あの鳴る鈴は私のように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と　それから私
みんな違って　みんないい

2006年にNHK「みんなのうた」で放送された『私と小鳥と鈴と』。作曲は、『ビリーヴ（ビリーブ）』などNHK番組サントラ・テーマ曲で有名な杉本竜一。

歌は、全盲のテノール歌手・新垣勉（あらがきつとむ/1952-）。アルバム「日本を歌う」にも収録されている。

NHK教育テレビ（Eテレ）の子供向け音楽教育番組「にほんごであそぼ」で放送された『私と小鳥と鈴と』。

ハワイ出身の元・大相撲力士であるKONISHIKI（小錦）が歌っている。

作曲者は、日本のラップユニット「下町兄弟」の中心メンバー、BANANA ICE（工藤玄実）。