コネヴィスト教会の鐘
フィンランド伝承曲/カンテレの名曲
『コネヴィスト教会の鐘 Konevitsan Kirkonkellot』は、フィンランドの民族楽器カンテレで演奏されるフィンランド伝承曲。『コネヴィスタ教会の鐘』、『コネヴィツァ教会の鐘』とも表記される。
フィンランドの国民的カンテレ奏者マルッティ・ポケラ(Martti Eliel Pokela/1924–2007)による編曲版が有名で、日本では女性カンテレ奏者のはざた雅子がオカリナ奏者・宗次郎と『コネヴィスト教会の鐘』のセッションを収録している。
【YouTube】38弦コンサートカンテレ演奏による『コネヴィスト教会の鐘』
ラドガ湖のコネヴェツ島とコネヴェツ修道院
上写真の教会は、かつてフィンランド領だったカレリア地方のコネヴェツ島(Konevets / Konevitsa)にあるコネヴェツ修道院(コニェフスキー修道院/Konevsky Monastery)。
コネヴェツ島は、ロシア・レニングラード州とカレリア共和国の国境に位置するヨーロッパ最大の湖ラドガ湖西岸にあり、広さは東京都台東区を一回り狭くしたぐらいの面積がある。
上画像(Google Mapsより)の赤いポインタ部分がコネヴェツ島の位置。島全体をコネヴェツ修道院が管理しており、許可なく立ち入ることはできない。
コネヴェツ修道院の聖歌隊で歌っていたメンバーによるコーラス・ユニット「コネヴェツ・カルテット」が結成されており、ロシアやアメリカ、ヨーロッパのほか、日本でも何度か来日公演を行っている。
湖上から見たコネヴェツ島とコネヴェツ修道院。
ちなみに、ラドガ湖のヴァラーム島にはヴァラーム修道院があり、コネヴェツ修道院と双子の修道院として親しまれている。こちらの修道院でも聖歌隊のメンバーが世界各国で公演を行っている。
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