2010年、NHK教育の趣味講座番組「ニーハオ 二胡! チェンミンと弾こう」において、チェンミンが二胡演奏の講師を担当。約二か月間にわたって全９回の二胡講座が放送され、故郷（ふるさと）や草原情歌（そうげんじょうか）、蘇州夜曲（そしゅうやきょく）などが番組内で演奏された。

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チェン・ミン（陳敏/1968-）は中国蘇州生まれの二胡演奏家。20代半ばで日本の共立女子大学に入学し、日本文化を専攻するほどの親日家。

チェン・ミンが二胡を演奏したNHK関連の番組としては、2002年のNHKスペシャル「アジア古都物語」、2004年のNHK-BSアニメ「火の鳥」、2007年NHK大河ドラマ「風林火山」紀行などが有名。

再放送を望む声も多数

二胡の講座がテレビ放送されるのはそれほど多くはないだろうと思われるが、チェンミンによるこのNHKテレビ講座は、二胡に興味がある方にとってはかなり貴重な番組であったことだろう。

実際、この番組の再放送や当時のテキスト・DVDなどを希望する方々がNHKのサイトに再放送の要望を数多く寄せているようだ。確かに、文化的に見ても価値の高い貴重な番組であったと評価できる。是非とも再放送を実現していただきたいものだ。

他のNHK番組でもテーマ曲を担当

ちなみに、チェンミンによる二胡の演奏は、他のNHKテレビ番組テーマ曲でも耳にすることができる。例えば、日曜日の夜に放送されているNHK「サンデースポーツ（SUNDAYSPORTS）」では、2002年4月から2005年3月まで、チェン・ミンが二胡を演奏するオープニングテーマ曲『Believe』（ビリーブ）が流れていた。

他にも、2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」において、大河ドラマに関連する名所・史跡を案内するミニ番組「風林火山紀行」テーマ曲にチェン・ミンの二胡が起用された。

また、2007年から2008年にNHK-BSで放送された歴史紀行ドキュメンタリー番組「司馬遼太郎と城を歩く」では、チェンミンが演奏する二胡の楽曲『歳月如夢』が番組テーマ曲に用いられた。

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