八十日間世界一周 テーマ曲
アカデミー最優秀音楽賞を受賞したヴィクター・ヤングの映画音楽
『八十日間世界一周』(Around the World in 80 Days/アラウンド・ザ・ワールド・イン・エイティ・デイズ)は、1956年に公開されたアメリカ映画。
ジュール・ヴェルヌの小説を原作とするアドベンチャー映画で、アカデミー賞において最優秀作品賞など5部門を受賞。
ヴィクター・ヤング(Victor Young)作曲による『八十日間世界一周』テーマ曲は、アカデミー最優秀音楽賞に輝いた。
写真:80日間世界一周 DVD
主人公のフィリアス・フォッグ役には、後のアメリカ映画「007 カジノロワイヤル」でジェームズ・ボンドを演じたイギリスの俳優デヴィッド・ニーヴン(David Niven/James David Graham Niven/1910-1983)がキャストされた。
アウダ姫役は、後の1983年に映画「愛と追憶の日々」でアカデミー主演女優賞を受賞したシャーリー・マクレーン(Shirley MacLaine/1934-)が演じている。
【YouTube】映画「80日間世界一周」テーマ曲
兼高かおる世界の旅
1959年から1990年までの30年間、主に日曜日の朝に毎週放送されていた「兼高かおる世界の旅」では、『八十日間世界一周』が番組テーマ曲として使われていた。
同番組は、神戸市出身のジャーナリスト兼高かおる(かねたか かおる)が自ら世界約160か国を取材した映像を放送していた紀行番組。
パンアメリカン航空が20年以上にわたり協賛しており、オープニングではボーイング707やボーイング747が映像に使われた。
【YouTube】兼高かおる世界の旅
1985年にパンアメリカン航空が日本市場から撤退した後は、スカンジナビア航空(SAS)が協賛を務めた。
なお、のちに三洋電機グループ提供になった際、久石譲作曲のオリジナルテーマ音楽に変更された。
スチュワーデス刑事
1997年から2006年まで放送されたテレビドラマシリーズ「スチュワーデス刑事(けいじ)」では、『八十日間世界一周』がテーマ曲として使われていた。
ドラマの内容は、日本航空(JAL)の国際線を担当するスチュワーデス(客室乗務員/キャビンアテンダント)3人組、通称:大食いシスターズが、乗り合わせた乗客に関係する事件に遭遇する「トラベル・グルメ・ミステリー」となっている。
近畿日本鉄道
大阪府・奈良県・京都府・三重県・愛知県の2府3県で鉄道事業を行う近畿日本鉄道(近鉄)では、2016年より同社のCMソングや、近鉄名古屋駅での伊勢志摩方面行き特急列車の発車メロディ、近鉄電車テレフォンセンターの電話保留音などで、『八十日間世界一周』テーマ曲を使用している。
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