パタパタママ ポンキッキの歌
毎日忙しく家事をこなす働き者のお母さんに感謝
『パタパタママ』は、フジテレビ系の子供向けテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」で1976年に発表された子供向けの歌。歌:のこいのこ。
『およげ!たいやきくん』の翌年にリリースされたヒット曲で、作詞・作曲も同じく高田ひろお・佐瀬寿一のコンビによる楽曲。
決定盤!! ひらけ! ポンキッキ ベスト
『パタパタママ』の歌詞では、「パタパタ」「パクパク」「ピカピカ」などの擬声語・擬態語が多用されている(後述)。
なお、『パタパタママ』リリース当時のシングル盤のB面には、『およげ!たいやきくん』を歌った子門真人による『ホネホネ・ロック』が収録されていた。作詞・作曲者も同じく高田・佐瀬コンビ。
【YouTube】『パタパタママ』 歌:のこいのこ
【YouTube】 ホネホネロック/子門真人
歌詞の擬音語・擬態語について
『パタパタママ』の歌詞を見てみると、「パタパタ」「ピカピカ」「スイスイ」などの擬声語・擬態語(オノマトペ)が多用されていることがすぐに分かる。
例えば、あまど(雨戸)パタパタ、おなべケロケロ、くつをピカピカ、おそうじスイスイ、せんたくポイポイ、おふとんポカポカなどの、カタカナ部分がそれに当たる。
こうした擬声語・擬態語は、聞く人の想像力を掻き立て、具体的なイメージを膨らませる効果が高い。文字数に制約がある歌詞においてこそ、その力を存分に発揮しているのだと考えられる。
それにしても、台所でおなべを火にかけている様子を「ケロケロ」と表現するのは非常にユニークで独創的だ。
これはおそらく、鍋の中の水分が煮たってグツグツとなっている様子をカエルの鳴き声に例えたものと推測されるが、皆さんはいかがお考えだろうか?
作詞者について
『パタパタママ』作詞者の高田 ひろお(1947-)は、北海道釧路市出身の作詞家・絵本作家・脚本家。
代表曲は、『およげ!たいやきくん』、『おふろのかぞえうた』、『パンダうさぎコアラ』、『青い空はポケットさ』(アニメ「ドラえもん」エンディングテーマ)。
作曲者について
佐瀬 寿一(させ じゅいち/1949-)は、千葉県出身、日本大学芸術学部卒の作曲家。『およげ!たいやきくん』や『パタパタママ』をはじめとして、「ひらけ!ポンキッキ」関連の楽曲を数多く手がけた。
ポンキッキ関連で有名な曲としては、『いっぽんでもにんじん』、『ホネホネロック』、『パッラドンカルメ』、『おふろのかぞえうた』などがある。
関連ページ
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