『Leaning on the Everlasting Arms』は、アメリカで1887年に出版された讃美歌・ゴスペル。歌詞の1行目から『What a fellowship, what a joy divine』と題されることもある。

日本では聖歌５０３、新聖歌３１５『主の御手に頼る日は（しゅのみてにたよるひは）』として歌われている。

作曲は、アメリカのゴスペル作曲家・教師のアンソニー・ショウォルター（Anthony Johnson Showalter/1858–1924）。昔の教え子が妻を亡くしたため、なぐさめの手紙を書いている内に、聖書のある一節から曲がひらめいたという。

その一節とは、モーセ五書（モーゼの五書）として知られる旧約聖書の「申命記 Book of Deuteronomy」33:27のくだりにある次の文章である。

「The eternal God is thy refuge, and underneath are the everlasting arms.」
「永遠なる神は汝の拠り所　その永遠なる腕に抱かれて」

映画「トゥルー・グリット」サントラにも

映画「トゥルー・グリット」

スティーブン・スピルバーグ総指揮による2010年公開の映画「トゥルー・グリット True Grit」では、この讃美歌『Leaning on the Everlasting Arms』がサントラとして印象的に用いられた。

サントラ版を歌ったのは、アメリカの女性カントリー歌手アイリス・デメント（Iris DeMent）。彼女の歌声はエンディングのエンドロール直前で流れる。若干クセのある歌い方なので日本人の好みとは合わないアレンジかもしれない。

映画「トゥルー・グリット True Grit」は、1969年のジョン・ウェイン主演の西部劇「勇気ある追跡」をリメイクした作品。監督は、「ファーゴ Fargo」、「ノーカントリー No Country for Old Men」などで知られるコーエン兄弟（The Coen Brothers）。

同作のあらすじ・ストーリーは、父を殺された少女マティが、元泥棒で大酒飲みの悪名高い保安官・コグバーンらの助けを借りながら、父の仇を討つための追跡の旅路が描かれる。

ちなみに同作では、讃美歌『Leaning on the Everlasting Arms』以外にも、日本では『いつくしみふかき（星の世界）』として知られる讃美歌『What a Friend We Have in Jesus』もサントラとして使用されている。

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【YouTube】Leaning on the Everlasting Arms

【YouTube】 歌：マヘリア・ジャクソン Mahalia Jackson

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