エアスコ・コロー Ersko kolo
フォークダンス/セルビアのシンプルなチェーンダンス
『エアスコ・コロー Ersko kolo』は、セルビア共和国(旧:ユーゴスラビア)のフォークダンス曲。「エアスコ」とは「Eraの人々」、「コロ」はセルビアのチェーンダンスを意味している。単独でも演奏される。
踊り方としては、両手を鎖のようにつなぎ合うチェーンダンス(コロ kolo)を基本形として、時計回りに回ったり、逆側に回ったり、フォークダンス初心者にも踊りやすく、どちらかといえば若い人向けの微笑ましいダンスと言えるのではないか。
手をつないでサークルを作るフォーメーションとしては、全員が手をつなぎ合うクローズド・サークルと、アルファベットのCのように完全な円にならないオープン・サークルがある。
この『エアスコ・コロー Ersko kolo』をはじめとするセルビア(ユーゴスラビア)のフォークダンスでは、円を閉じないオープン・サークルの形が多いようだ。
【YouTube】Ersko Kolo
【YouTube】Grupa Tara - Ersko kolo
YouTube動画を見てみると、『エアスコ・コロー Ersko kolo』のダンスは、ゆったりと回る部分や、早いテンポで忙しく踊る部分などリズムに緩急があり、テンポが速いパートでは観客からリズムに乗せて手拍子も起こっていた。
なお、セルビアでは『エアスコ・コロー Ersko kolo』以外にも「コロ」とつくフォークダンスがいくつか存在し、代表的なものとしては、「モラヴァッツ・コロ Moravac Kolo」、「デヴォヤチコ・コロ Devojacko kolo」、「シュマディイスコ・コロ Sumadijsko kolo」など様々なコロ(チェーンダンス)が踊られているようだ。
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