仮面舞踏会
Suite from Masquerade
ハチャトゥリアン(Aram Khachaturian/1903–1978)
『仮面舞踏会 (Masquerade) 』は、ハチャトゥリアンによる1941年初演の劇音楽。ロシアの文豪ミハイル・レールモントフの同名の戯曲に基づく。
1944年には、ハチャトゥリアン自身の手によって、ワルツ、ノクターン、マズルカ、ロマンス、ギャロップの5曲からなるオーケストラ向けの組曲となった。
『剣の舞』は運動会でもおなじみ
ハチャトゥリアンは、1903年生まれのソビエト連邦の作曲家・指揮者。
モスクワで音楽を学び、レーニン賞など多数の賞を受け、高い評価を受けた。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチと共にソヴィエト3巨匠の一人と称された。
有名な作品は、バレエ組曲「ガヤネー(ガイーヌ)」のハイライト部分で演奏される『剣の舞』。運動会でおなじみの疾走感あふれる曲だ。
【YouTube】ハチャトゥリアン 仮面舞踏会
【YouTube】Khachaturian : Masquerade Suite - Waltz
浅田真央 プログラム使用曲
2008年には、フィギュアスケート女子シングルの浅田真央(あさだ まお)選手が、2008-2009シーズンにおいて、このハチャトゥリァン『仮面舞踏会』をフリースケーティング(FS)で使用し注目を集めた。
ちなみに、同シーズンのショートプログラム(SP)は、ドビュッシー『月の光』。エキシビション(EX)は、カルロス・ガルデル『ポル・ウナ・カベサ』が使われた。
ジャケット写真:浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2008-09
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