司祭ザドク Zadok the Priest
ヘンデル(George Frideric Handel/1685-1759)
『司祭ザドク』(Zadok the Priest/ザドク・ザ・プリースト)は、ヘンデル作曲『ジョージ2世の戴冠式アンセム』の第1曲。
1727年にロンドンのウエストミンスター寺院(下写真)で挙行されたジョージ2世の戴冠式のために作曲された。
その後の歴代の王の戴冠式でも演奏され、4曲全てが奏されることは少ないが、『司祭ザドク』はイギリスの戴冠式では必ず演奏される。
ちなみに、司祭ザドクとは『旧約聖書』『列王記』に登場する人物で、ソロモン王に香油を注いだ人物とされる。
【YouTube】司祭ザドク Zadok the Priest
歌詞の意味・日本語訳
Zadok, the Priest
and Nathan, the Prophet
anointed Solomon King.
And all the people rejoic'd, and said:
'God save The King, long live The King,
may The King live for ever!
Amen, Hallelujah!'
司祭ザドクと預言者ナタンは
ソロモン王を聖別せり
すべての民は喜び讃えり
「神よ王を守りたまえ、王よ永らえたまえ」
御世よ永遠なれ!
アーメン、ハレルヤ!
UEFAチャンピオンズリーグ賛歌にも
ヨーロッパサッカー連盟主催・UEFAチャンピオンズリーグのテーマ曲である『UEFAチャンピオンズリーグ賛歌』は、トニー・ブリテンによる『司祭ザドク』のアレンジ版。
試合前の選手入場と試合後の選手退場の際にも流れ、本曲はイギリスのみならずヨーロッパではよく知られた作品になっている。
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