貴婦人の乗馬 ブルグミュラー

ピアノ発表会での演奏機会も多い定番のエチュード

『貴婦人の乗馬 La chevaleresque』は、ブルグミュラー(ブルクミュラー)作曲のピアノ練習曲『25の練習曲』における第25番目のピアノ曲。

スタッカート、スラー、3連符、クレッシェンドなど様々な技巧的要素がふんだんに盛り込まれ、ピアノ初学者のための『25の練習曲』における集大成的な曲となっている。ピアノ発表会での演奏機会も多い定番の作品。

メリーゴーラウンドに乗る子供

ブルグミュラー『25の練習曲』各曲につけられているフランス語のタイトルは、各出版社から刊行されている楽譜によって日本語訳が若干異なり、全音楽譜出版社(全音ピアノライブラリー)では単に「乗馬」、音楽之友社やドレミ楽譜出版社の楽譜では『貴婦人の乗馬』の邦題がつけられているようだ。

【YouTube】貴婦人の乗馬 横内愛弓

「お嬢様の乗馬」、「お姫様の乗馬」といった訳もあるようだが、「貴婦人」という訳からは、優雅で颯爽とした軽やかな乗りこなしの場面が想像され、「お嬢様」、「お姫様」といった訳からは、まだ乗馬を覚えたてで、全体的にぎこちなく「おっかなびっくり」手綱を握るカワイイお嬢様の一生懸命な姿が目に浮かんでくる。

ピアノを華麗に弾きこなす未来の「貴婦人」を夢見て、ピアノ発表会へ向けて一生懸命ピアノを練習する可愛いお嬢さん達。ブルグミュラー『25の練習曲』を卒業して、さらに大きなステップへ一歩一歩、輝く未来へと成長を遂げていって欲しい。

楽譜

ブルクミュラー25の練習曲 [楽譜]
全音ピアノライブラリー
全音楽譜出版社; 菊倍版

関連ページ

25の練習曲 ブルグミュラー
『アラベスク』、『スティリアの女』、『タランテラ』、『貴婦人の乗馬』など、ブルグミュラー「25の練習曲」有名な曲まとめ
ブルグミュラー 有名な練習曲
19世紀ドイツの作曲家・ピアニストのヨハン・ブルグミュラー(ブルクミュラー)による有名な練習曲まとめ
有名なクラシック音楽の名曲・代表曲
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、チャイコフスキーなど、有名なクラシック音楽家による名曲・代表曲の解説とYouTube動画まとめ