アルルの女 L'Arlésienne

ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet/1838-1875)

『アルルの女(L'Arlésienne)』は、フランスの作曲家ビゼーが作曲した管弦楽曲。全27曲。

フランスの小説家アルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet/1840–1897)の戯曲「アルルの女(L'Arlésienne)」のために書かれた。

「戯曲(ぎきょく)」とは、演劇の上演のために執筆された脚本や、後の上演を意図して台本の形式で執筆された文学作品のこと。

作曲期間が短く、また契約の関係で極めて小編成のオーケストラしか使えなかったため、作曲には大変苦労したという話が伝わっている。

初演の評価は芳しくなかったが、6年後に再演された時は大好評の内に迎えられた。しかし、その時すでに作曲者ビゼーはこの世の人ではなかった。

上写真:ゴッホの絵画「夜のカフェテラス」のモデルとなったアルルのカフェ(黄色い外壁)

組曲『アルルの女』について L'Arlésienne Suites

組曲『アルルの女(L'Arlésienne)』は、演奏会用にビゼーの劇付随音楽から選曲されたもの。第1組曲と第2組曲がある。

第1組曲はビゼー自身が初演後すぐに組曲としたもので、第2組曲は、ビゼーの死後、友人エルネスト・ギローの手により完成された。

メヌエット Menuet ビゼー『 アルルの女』より

ファランドール Farandole ビゼー『 アルルの女』より