ピアノソナタ第8番 悲愴 ベートーヴェン
モーツァルト『ピアノソナタ第14番』から強い影響
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」 |
『悲愴 ひそう』または『大ソナタ悲愴』は、1798年頃に作曲されたベートーヴェン(ベートーベン)のピアノソナタ。
第二楽章の冒頭部分の叙情的なメロディは、モーツァルト『ピアノソナタ第14番』から強い影響を受けたとされ、テレビCMなどで頻繁に用いられている。
第14番(月光)、第23番(熱情)と合わせて、ベートーヴェンの3大ピアノソナタと称される初期の代表作。
さらに、第17番(テンペスト)、第21番(ワルトシュタイン)、第24番(テレーゼ)、第26番(告別)の4曲とあわせて、「7大ピアノソナタ」と呼ばれる。
なお、『大ソナタ悲愴』(原題:Grande Sonate pathétique)というタイトルは、あまり自分の曲にタイトルをつけることのなかったベートーベンが自らつけたもの。第14番(月光)や第23番(熱情)などの他のピアノソナタは彼以外の人物が命名している。
【YouTube】ピアノ・ソナタ 第8番 「悲愴」 第2楽章
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