フェニックス 歌詞と解説 合唱曲
大地が割れ砕け 燃えつきた灰の中から よみがえる生命
『フェニックス』は、作詞:飛鳥 章子、作曲:明石 潤祐による混声合唱曲。
歌い出しの歌詞は「朝もや分けて 光射すとき」。
ネットで検索してみると、実際の教育現場では中学一年生向けに選曲されることが多いようだ。
炎の中から何度でもよみがえるという伝説上の鳥フェニックス。合唱曲の歌詞には、悲しみや苦しみを乗り越え、失敗や挫折にもめげず、何度でも立ち上がれ、といった学生達への前向きな応援メッセージが込められているように感じられる。
【YouTube】合唱曲 フェニックス
歌詞
朝もや分けて 光射すとき
大地が割れ砕け燃えつきた灰の中から
よみがえる生命悲しみはいつの日か
翼を強くする苦しみはいつの日か
おまえの心優しく灼熱の太陽が
見つめるこの世界で過ぎし日に別れを告げ
永遠の地を求めてはるかめざして
get going 飛び立てOh, フェニックス フェニックス
フェニックス 時を超え
月かげ白く 闇を照らして
大地が眠るときわきおこる風の中から
よみがえる生命悲しみを乗り越えて
翼が強くなる苦しみを乗り越えて
おまえは空に輝く果てしなき雲の海
瞳を開き進めやがて来る時の中に
無限の愛をつかめ高く雄々しく
get going はばたけOh, フェニックス フェニックス
フェニックス 時を駆け
曲全体の印象
曲全体の印象としては、やはり「♪フェニックスー フェニックスー♪」と連呼するサビの部分が、あたかも伝説上の鳥フェニックスが空へ舞い上がるかのような盛り上がりがある。恐らく歌っている時もここが一番楽しく感じられる場面だろう。
サビ以外の歌詞を見ても、「光」「闇」「月影」「永遠の地」など、中学生心(中学二年生的感性)をくすぐりそうなダークファンタジー的な重苦しいフレーズが散りばめられており、フェニックスが舞い上がる後半の盛り上がりへ向けて、分かりやすい布石が打たれている。
中学校の合唱曲は、学年が進んでいくほどに、左翼的な内容の洗脳ソングが選曲されることが多いので、『フェニックス』のような政治色のないシンプルで分かりやすい合唱曲が歌えるのは非常に貴重な機会と言える。存分に楽しんで歌ってほしい。
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