クローディアの秘密
NHKみんなのうた『メトロポリタン美術館』元ネタ
「クローディアの秘密」は、アメリカの児童文学作家E.L. カニグズバーグ(Elaine Lobl Konigsburg/1930-2013)がデビュー作として1967年に発表した児童文学作品。
原題は「From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler」。意味は「フランクワイラー夫人のごちゃまぜファイルから」といった感じになるだろうか。
岩波書店から「クローディアの秘密」日本語訳版(上写真)が出版されているので、日本でも手軽に読むことができる。
ちなみに同作品は、NHK「みんなのうた」で放送された『メトロポリタン美術館』の世界観の元ネタとして知られている。
あらすじ
クローディアは退屈だった。何か変わったことがしてみたい。でもダサいのはいや。家出することにしたクローディアは、一定の目標を持って計画を立てる。
それは、快適で、今までとまったく違っていて、家のように気楽でいられるところへ行くこと。クローディアは慎重にパートナー(弟)を指名し、行き先(メトロポリタン美術館)を選んだ。
でも、冒険に不測の事態はつきもの。すぐに、クローディアと弟のジェイミーは、専門家でも解けないような美術品にまつわるミステリーに巻きこまれることに。
しかし、この謎を解くことができれば、クローディア自身が求める答えが見つかるかもしれない…
<Amazon商品説明より抜粋>
作者 E.L. カニグズバーグの主な作品
- 魔女ジェニファとわたし
- 「クローディアの秘密」と同年の作品。原題は「Jennifer, Hecate, Macbeth, William McKinley, and Me, Elizabeth」。
- 800番への旅
- 1982年出版。原題は「Journey to an 800 Number」。
- エリコの丘から
- 1986年の作品。原題は「Up from Jericho Tel」。
- ティーパーティの謎
- 1996年に出版され、翌年ニューベリー賞を受賞した。 原題は「The View from Saturday」。
関連ページ
- メトロポリタン美術館
- 児童文学「クローディアの秘密」に基づくトラウマソング