全てを知ってしまった猫 元ネタ・BGM・歌

ロシア歌謡曲を歌う飼い主が花をネコの頭に乗せると…

「全てを知ってしまった猫 Cat Transcendence」は、2016年頃に海外のサイトを中心に流行したネタ動画。

ネコはある日、飼い主に花を頭の上に乗せられた瞬間、全宇宙の歴史が記録されているという世界記憶「アカシック・レコード Akashic Records」にアクセスしてしまう。

全てを知ってしまった猫

ネコの脳内には、宇宙が誕生してから今日に至るまでの、人類の歴史を含めた膨大な「宇宙の記憶」が凄まじい勢いで流れ込んでいく…

【YouTube】全てを知ってしまった猫 Cat Transcendence

このネタ動画「全てを知ってしまった猫」について、元ネタのネコ動画と、花を乗せるときに飼い主が歌っているロシア歌謡曲、そして使われている映画音楽・BGMについて簡単にまとめてみたい。

元ネタのネコ動画

「全てを知ってしまった猫」の元ネタは、YouTubeで2015/06/25に公開された「Flower crashes cat.」という動画。この動画自体も老舗GIFサイト「フォージフ(4GIFs.com)」からの転載のようだ。

猫の飼い主と思われる女性が、ロシア語で何かを歌いながら花をネコの頭の上に乗せる動画で、その直後に目を見開き硬直するネコの表情がなんともシュール。

【YouTube】元ネタ動画 Flower crashes cat

ロシア歌謡曲『すずらん』

飼い主が歌っているのは、1959年に発表されたロシアの歌謡曲『すずらん(ランディシュ)』。1番の歌詞の「替え歌」が歌われている。歌詞の意味は次のとおり。

私が貴方に持ってきたのは
バラでもチューリップでも百合でもなく
このペチュニアの花よ!

歌声が「トーニー♪」と聞こえるのは、ペチュニアの「チュニ」の部分。ちなみに、原曲の『すずらん(ランディシュ)』にはペチュニアは登場しない。

【YouTube】『すずらん』原曲

使われている映画音楽・BGMについて

「全てを知ってしまった猫 Cat Transcendence」のBGMとして使われているのは、2014年のSF映画「インターステラー Interstellar」サントラ。

【YouTube】Hans Zimmer - Mountains (Interstellar Soundtrack)

作曲は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」、「ザ・ロック」、「ライオンキング」などの人気作品の音楽を手掛けたドイツの作曲家ハンス・ジマー(ツィマー/Hans Florian Zimmer/1957- )。

映画「インターステラー」は、別の銀河系へと旅立つ宇宙飛行士の物語。宇宙空間をイメージさせる壮大なサントラは、世界記憶「アカシック・レコード」にアクセスしてしまったネコ動画のBGMにもよく合う。

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