はたけのポルカ(森のポルカ)
ポーランド民謡(?)/幼稚園で人気の歌
『はたけのポルカ(森のポルカ)』は、幼稚園などで歌われる子供向けの歌。ピアノ初学者向けの練習曲にも使われる。原曲はポーランド民謡とされるが詳細は不明。
歌い出しは「いちばんめの はたけに キャベツを うえたら」。その後の歌詞では、じゃがいも、小麦、トマト、大根が植えられていく。
ところが、せっかく植えたキャベツをひつじがむしゃむしゃと食べてしまい、さらにこぶたがじゃがいもを、にわとりが小麦を、子牛(こうし)がトマトを食べてしまうという波乱の展開に。
ひつじやこぶたは捕まえられてしまうが、何も罰を受けることなく、畑のまわりでポルカを一緒に踊ってしまうという『森のくまさん』的な平和な世界が描かれている。
ただ、大根だけは例外で、成長の途中で動物たちに食べられてしまうことなく、「みたことないような だいこんできた」と無事収穫。最後には大根を囲んでポルカを踊ってハッピーエンディング。
【YouTube】はたけのポルカ
中国では『人形の少女と小熊のダンス』
中国で歌われる子供向けの歌の一つに、『はたけのポルカ』と同じメロディで歌われる『洋娃娃和小熊跳舞』という曲がある。
曲名の意味は『人形の少女と小熊のダンス』といったところ。YouTubeでもいくつか動画がアップされており、中国ではある程度の知名度がある曲のようだ。
なぜ『はたけのポルカ』と同じメロディが用いられているのか、曲の成立に関して詳しいことは一切不明だ。