南中ソーラン ダンス 運動会・文化祭
北海道・稚内南中学校で考案されたロック調民謡ダンス
「南中ソーラン」は、1991年(平成3年)に北海道・稚内市(わっかないし)の稚内南中学校で考案されたダンス・集団演技(演舞)。
北海道民謡『ソーラン節』をロック調にアレンジされた曲が使われる(詳細は後述)。ロック・ソーランとも呼ばれる。
小学校高学年から中学校・高校・大学まで、運動会や体育祭、文化祭・学園祭などのダンスの定番として定着している。
幅広い年齢層で踊られるためか、ダンス名は「南中」を入れずに単に「ソーラン節」と題されることも少なくない。
このページでは、「南中ソーラン」の歴史や、使用する楽曲の作曲者やCD(音源)、振り付けDVDなどについて簡単にまとめておく。
【YouTube】 稚内南中学校 文化活動発表会での「南中ソーラン」
【YouTube】 南中ソーラン 振り付け【全体通し】 “極め組流”
使われる楽曲名は?
「南中ソーラン」で当初使われていた楽曲は、民謡歌手・作曲家の伊藤多喜雄(いとう たきお/1950-)による『TAKiOのソーラン節』。
現在は、これをさらにアレンジした『TAKiO'S SOHRAN2』が使われている。
伊藤多喜雄&TAKIO BAND ゴールデン☆ベスト(試聴あり)
『TAKiOのソーラン節』および『TAKiO'S SOHRAN2』の両曲は、上ジャケット写真のCDアルバム「伊藤多喜雄&TAKIO BAND ゴールデン☆ベスト」に収録されている(試聴あり)。
ちなみに、2003年(平成15年)の第54回NHK紅白歌合戦において、伊藤は『TAKiOのソーラン節』で出場し、生徒らによる「南中ソーラン」の演舞が稚内市より同時中継された。
ドラマ「金八先生」と「南中ソーラン」
1999年(平成11年)放送のテレビドラマ「3年B組金八先生」第5シリーズでは、「南中ソーラン」を文化祭で発表するストーリーが組み込まれ、第6・第7シリーズまで引き継がれた。
第7シリーズ最終回「卒業スペシャル・25年目の贈る言葉 〜さよなら桜中…涙のソーラン節!」では、河川敷にて「南中ソーラン」をフルバージョンで踊るシーンが盛り込まれ、第7シリーズ最高の視聴率19.2%を記録している。
上ジャケット写真:3年B組金八先生 第5シリーズ [レンタル落ち] (全9巻セット) [マーケットプレイス DVDセット]
【YouTube】 3年B組金八先生 南中ソーラン
踊り方・振り付けDVD
「南中ソーラン」の踊り方・振り付けを解説するDVDとしては、こちらの「元祖 これが南中ソーランだ!」がAmazonで入手しやすいようだ。
元祖 これが南中ソーランだ! [DVD]
Amazonのレビューでは、「運動会の指導で使いました。 南中ソーランが始まったいきさつや、具体的な振り付けなど、充実した内容で、私自身もたいへん勉強になりました。」と好評のようだ。
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