南の島のハメハメハ大王 歌詞と解説
風のすべてが彼の歌 星のすべてが彼の夢
『南の島のハメハメハ大王』は、NHK「みんなのうた」で1976年4月に初回放送されたハワイアン風の子供向けの歌。歌いだしは「南の島の大王は その名も偉大なハメハメハ」。
実在したハワイ王国のカメハメハ1世(後述)がモチーフになっているが、歌の内容はカメハメハ1世の人物像とは関係がない架空の島の物語になっている。
ウィキペディアの解説によれば、歌詞で歌われる「ハメハメハ大王」は、カメハメハ大王の「友達」という設定になっているという。
作詞は、数々の有名CMソングの歌詞を手がけた伊藤アキラ。作曲は、アグネスチャン「ひなげしの花」(1973年)、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」などで知られる森田公一。
【YouTube】 南の島のハメハメハ大王 : ピアノ(ソロ) / 初級
歌詞
みなみのしまのだいおうは
そのなもいだいなハメハメハ
ロマンチックなおうさまで
かぜのすべてがかれのうた
ほしのすべてがかれのゆめハメハメハ ハメハメハ
ハメハメハメハメハみなみのしまのだいおうは
じょうおうのなまえもハメハメハ
とてもやさしいおくさんで
あさひのあとでおきてきて
ゆうひのまえにねてしまうハメハメハ ハメハメハ
ハメハメハメハメハみなみのしまのだいおうは
こどものなまえもハメハメハ
がっこうぎらいのこどもらで
かぜがふいたらちこくして
あめがふったらおやすみでハメハメハ ハメハメハ
ハメハメハメハメハみなみのしまにすむひとは
だれでもなまえがハメハメハ
おぼえやすいがややこしい
あうひとあうひとハメハメハ
だれでもだれでもハメハメハハメハメハ ハメハメハ
ハメハメハメハメハハメハメハ ハメハメハ
ハメハメハメハメハ
カメハメハ大王について
『南の島のハメハメハ大王』のモデルとなったハワイ王国のカメハメハ1世(Kamehameha I/1758?-1819)は、ハワイ諸島を初めて統一し、1810年にハワイ王国を建国した初代国王。下の挿絵がカメハメハ1世。
挿絵:初代ハワイ国王 カメハメハ1世(出典:Wikipedia)
カメハメハ大王の名でも親しまれるカメハメハ1世は、歌詞のようにロマンチックな王様であったかどうかは定かではないが、偉大なる初代ハワイ国王だ。
カメハメハ1世は、優れた外交手腕で西洋諸国との友好関係を維持し、伝統的なハワイ文化の保護と繁栄に貢献した。ちなみに、「カ・メハメハ」とは、「孤独な人」「静かな人」の意味を持つという。
カメハメハ・デー ハワイの祝日
毎年6月11日は、ハワイの祝日「カメハメハ・デー」。1810年にハワイ王国を建国し初代国王となったカメハメハ1世を讃える記念日で、各地で様々なショーやイベントが行われる。
オアフ島のホノルルでは、カメハメハ大王の像にはしご車を使って長いレイを掛ける行事があり、大規模なフローラル・パレードが開催される。
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