『ケーニヒグレッツ行進曲 Königgrätzer Marsch』は、19世紀後半に作曲されたプロイセン（ドイツ）の行進曲・軍歌。

普墺戦争においてプロイセンがオーストリアを打ち破った1866年のケーニヒグレッツの戦い（サドワの戦い）を記念して作曲された。

「Königgrätz ケーニヒグレッツ（グレーツ）」とは、ドイツ語で「王の城」を意味する地名。現在は、チェコ共和国フラデツ・クラーロヴェー州の都市フラデツ・クラーロヴェー（チェコ語：Hradec Králové）となっている（写真）。

1989年公開のアメリカ映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」では、焚書のシーンで『ケーニヒグレッツ行進曲』が使用されている。

また、2008年発売のゲーム「コール オブ デューティ ワールド・アット・ウォー」では、キャンペーンシナリオ最終ステージで『ケーニヒグレッツ行進曲』が流れる。

『プロイセンの栄光』で知られるピーフケ作曲

『ケーニヒグレッツ行進曲』の作曲者は、同じくプロイセン（ドイツ）の行進曲・軍歌として知られる『プロイセンの栄光』を作曲したヨハン・ゴットフリート・ピーフケ（Johann Gottfried Piefke/1817–1884）。

ちなみに『プロイセンの栄光』は、ケーニヒグレッツの戦いから4年後に勃発した普仏戦争（プロイセン＝フランス戦争）の大勝利を祝って作曲された。

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