剣闘士の入場(剣士の入場)
海外ではサーカスのテーマ曲として有名なチェコの行進曲
『剣闘士の入場(剣士の入場)』は、チェコの作曲家ユリウス・フチークが1897年に作曲したブラスバンドのための行進曲。
曲名のとおり、ローマ帝国時代の剣闘士(けんとうし)、英語では「グラディエーター(Gladiator)」がコロッセオなどの円形闘技場に入場する場面がイメージされている。
海外ではサーカスのテーマ曲として親しまれ、 ピエロの入場シーンでこの曲が使われることもある。
写真:ボリショイ・モスクワ国立サーカス入場口(出典:Wikipedia)
北米では編曲版『Thunder and Blazes』(サンダー・アンド・ブレイズィズ/雷鳴と電光)の曲名でも知られる。
フチークは生涯で300曲以上の行進曲・ポルカ・ワルツを作曲しており、そのほとんどが軍楽隊に捧げた行進曲であったため、アメリカのマーチ王スーザにちなんで「ボヘミアのマーチ王」とも呼ばれている。
【YouTube】Entry Of The Gladiators - Julius Fucik
【YouTube】陸上自衛隊音楽隊による演奏
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