ワカワカ Waka Waka 原曲・元ネタ
2010 FIFAワールドカップ公式テーマ曲はアフリカの大ヒット曲だった?
2010年に南アフリカで開催されたサッカーの国際大会FIFAワールドカップでは、大会公式テーマソング『ワカワカ Waka Waka』が注目を集めた。
コロンビアのラテンポップシンガーソングライター、シャキーラ(Shakira/1977-)が歌い、全世界での売上は1500万枚を超えるヒット曲となった。YouTubeのMV再生回数も20億回を越え、現在も更に記録を伸ばしている。
この『ワカワカ Waka Waka』については、1980年のアフリカでヒットしたある楽曲が原曲・元ネタとして知られている。
『ワカワカ Waka Waka』の元ネタになったアフリカのヒット曲とは一体どのような楽曲なのだろうか?簡単にまとめてみた。
【YouTube】 Shakira - Waka Waka (This Time for Africa)
アフリカのヒット曲『ザンガレワ』
『ワカワカ Waka Waka』の原曲・元ネタとされる楽曲とは、1986年にリリースされたアフリカのヒット曲『ザンガレワ(サンガレワ)』(Zangaléwa/Zamina mina)。
「Zangaléwa」(ザンガレワ)とは、カメルーンのエウォンド族が用いる言語エウォンド語(Ewondo)で「誰がお前を呼んだ?」を意味するという。
【YouTube】 Zangaléwa (Zamina mina) - Golden Sounds
同曲は、ギニア湾に面するカメルーン共和国の音楽グループ、ゴールデン・サウンズ(Golden Sounds)による最大のヒット曲で、彼らはグループ名を一時期「ザンガレワ」に変更してしまったほどだ。
ゴールデン・サウンズのメンバーは、なんとカメルーンの大統領警備隊に所属する現役兵から構成されており、大統領警護という任務の厳粛さとミュージックビデオの陽気なダンスとのギャップが非常にシュールな楽曲となっている。
『ザンガレワ』は南米コロンビアで『ザ・ミリタリー(The Military)』として紹介され、こちらも大ヒットを記録した。
そして2010年、コロンビア出身のシャキーラ(Shakira)が同曲を『ワカワカ Waka Waka』としてカバー(サンプリング含む)するに至っている。
関連ページ
- アフリカ民謡 有名な曲
- 『チェチェコリ』、『マライカ』、『シヤハンバ』など、日本でも知られるアフリカ民謡・歌謡の有名な曲・ヒット曲まとめ
- 元ネタ・原曲・似てる曲 そっくりメロディ研究室
- よく似た2曲の偶然の一致を楽しむ音楽ネタまとめ