海のみえる放送局
ラジオ関西イメージソング
史上最年少の姉妹フォークデュオ、チューインガム
『海のみえる放送局』は、ラジオ関西イメージソング(ステーションソング)として1970年代からラジオ放送開始や終了時、局名告知などで流れている歌謡曲。
歌っている女性二人組は、大阪府豊中市出身の松田りか・マミ姉妹による1970年代に活躍したフォークデュオ、チューインガム。1972年のデビュー当時、姉の松田りかは中学1年生(13歳)、妹のマミは小学校5年生(11歳)。
ジャケット写真:チューインガム ベスト盤『海のみえる放送局』収録
両親はNHK大阪放送の合唱団員でソングライターの松田篝・泰子夫妻。父は宝塚音楽学校でジャズヴォーカルなどの声楽講師を務め、小柳るみ子や梓みちよにも歌を指導したという。叔父は関西ジャズ協会会長の大塚善章。
【YouTube】ラジオ関西 1978年 海の見える放送局
史上最年少の姉妹デュオ・シンガーソングライター
若い姉妹の爽やかな歌声と歌唱力もさることながら、なんとチューインガムの二人は作詞作曲もこなす天才姉妹シンガーソングライター。ラジオ関西イメージソング『海のみえる放送局』の作曲も姉の松田りか名義となっている(作詞は藤吉正孝)。
チューインガムは、おそらくメジャーデビューを果たした姉妹のシンガーソングライターデュオとしては当時史上最年少であったと思われる。2014年の現在においても、その史上最年少記録は破られていないのではないだろうか。
筆者も最初に『海のみえる放送局』を聴いた際は、若干時代を感じる歌い方やメロディもあいまって、歌手は20代前半ぐらいのの女性デュオだと勝手に思い込んでいたが、実は同曲がリリースされた1972年当時、彼女らは中学1年生と小学校5年生だったのだ。
デビューシングルは1972年6月21日リリースの『風と落葉と旅びと』。姉妹デュオ・チューインガムの代表曲で、フォークソングのオムニバスCDなどで独立して収録されることもある。同年10月21日には同名のファーストアルバムもリリースされており、『海のみえる放送局』も4曲目に収録されている。
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