文化放送 QRソング(キューアール・ソング)

作曲:いずみ たく/作詞:野坂 昭如(のさか あきゆき)

文化放送『QRソング(キューアール・ソング)』は、ラジオ放送の開始や終了時、各番組の天気予報や交通情報のBGMなどに流れる文化放送ステーションソング(サウンド・ロゴ/イメージソング)。『QRの歌』とも呼ばれる。

1961年6月、日本のラジオ局では初となるステーションジングル(公式サイトの説明より)として、ザ・ピーナッツが歌い手を務めた『QRソング』が放送された。その後はキャンディーズ、柏原芳恵、岩崎良美などの女性歌手や文化放送パーソナリティらが同曲を歌っている。

様々なアレンジバージョンも存在し、歌なしのアコースティック版やロックバージョン、賛美歌アレンジや浪曲アレンジなど、用途や時間帯、番組内容などに応じてふさわしい印象の編曲版が用いられている。

【YouTube】フルバージョン 文化放送 QRソング

作詞は「おもちゃのチャチャチャ」の野坂 昭如

「文化放送聴いちゃった♪」というお茶目で可愛らしい歌詞を作詞したのは、「おもちゃのチャチャチャ」、「ハトヤCMソング」(伊東へ行くならハトヤ)、野坂 昭如(のさか あきゆき/1930-)。

作曲は、坂本九『見上げてごらん夜の星を』、ザ・ドリフターズ『いい湯だな』、CMソング『チョコレートは明治』、「徹子の部屋」テーマ曲などを手掛けた音楽家いずみ たく(1930-1992)。

なお、文化放送『QRソング』が発表された同年(1961年)には、野坂昭如といずみたくの作詞作曲コンビにより、ラジオ放送局・大阪放送のイメージソング『ラジオ大阪の歌(OBCソング)』が作曲されている。こちらも「日本初」と紹介されることがあるが、『QRソング』との前後関係や曲の位置付けの違いなどについては不明。

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