恋の片道切符 歌詞の意味・和訳 ニール・セダカ
日本で大ヒットし紅白でも歌われたニール・セダカの代表曲
『One Way Ticket』(ワン・ウェイ・ティケット)は、アメリカのシンガーソングライター、ニール・セダカ(Neil Sedaka/1939-)が1959年に発表した楽曲。
邦題は『恋の片道切符』。本国アメリカではあまり売れなかったが、日本では大ヒットを記録。カバーした日本人歌手ミッキーカーチスは、1960年(昭和35年)の第11回NHK紅白歌合戦に同曲で初出場を果たした。
ジャケット写真:ベスト・オブ・ニール・セダカ
ヨーロッパでは、イギリスのディスコバンド「Eruption(イラプション)」が1979年にディスコカバーし、オーストリアやスイスでチャート第1位を記録するヒット曲となった。
なお、『One Way Ticket』の歌詞では、1950年代アメリカのヒット曲・流行曲の曲名が何曲か織り込まれている。詳細は後述する。
【YouTube】Neil Sedaka - One Way Ticket
【YouTube】Eruption - one way ticket
歌詞の意味・和訳(意訳)
『One Way Ticket』
作詞・作曲:Jack Keller, Hank Hunter
Choo choo train
a-chuggin’ down the track
Gotta travel on
Never comin’ backWoo ooo
Got a one way ticket to the blues
音を立て走り行く汽車
進み続け 二度と戻ってこない
悲しみへの片道切符
Bye bye love
My baby’s leavin’ me
Now lonely teardrops
All that I can seeWoo ooo
Got a one way ticket to the blues
さらば恋人
僕を置いて去っていく
孤独な涙だけが
僕の目に映る
悲しみへの片道切符
I’m gonna take a trip
To lonesome town
Gonna stay at heartbreak hotel
A fool such as I there never was
I cried a tear so well
僕は旅に出るよ
さびれた町へ
ハートブレイク・ホテルに泊まる
僕みたいな愚か者はいない
ホントに泣いたよ
Choo choo train
a-chuggin’ down the track
Gotta travel on
Never comin’ backWoo ooo
Got a one way ticket to the blues
Woo ooo
Got a one way ticket to the blues
音を立て走り行く汽車
進み続け 二度と戻ってこない
悲しみへの片道切符
I’m gonna take a trip
To lonesome town
Gonna stay at heartbreak hotel
A fool such as I there never was
I cried a tear so well
僕は旅に出るよ
さびれた町へ
ハートブレイク・ホテルに泊まる
僕みたいな愚か者はいない
ホントに泣いたよ
Choo choo train
a-chuggin’ down the track
Gotta travel on
Never comin’ backWoo ooo
Got a one way ticket to the blues
Woo ooo
Got a one way ticket to the blues
Woo ooo
Got a one way ticket to the blues
音を立て走り行く汽車
進み続け 二度と戻ってこない
悲しみへの片道切符
引用された流行歌について
前述のとおり、『One Way Ticket』の歌詞では、1950年代のアメリカでヒットした楽曲の曲名がいくつか取り入れられている。筆者が確認できた楽曲は次の6曲。
"Bye Bye Love"
「バイ・バイ・ラヴ」
歌手名:エヴァリー・ブラザーズ(The Everly Brothers)
リリース:1957年3月
"Lonely Teardrops"
「ロンリー・ティアドロップス」
歌手名:ジャッキー・ウィルソン(Jackie Wilson)
リリース:1958年11月
"Lonesome Town"
「ロンサム・タウン」
歌手名:リッキー・ネルソン(Ricky Nelson)
リリース:1958年8月
"Heartbreak Hotel"
「ハートブレイク・ホテル」
歌手名:エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)
リリース:1956年1月
"A Fool Such as I"
「フール・サッチ・アズ・アイ」
歌手名:エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)
リリース:1959年3月
メモ:原曲はハンク・スノー(Hank Snow)が1952年にリリースした楽曲
"I Cried a Tear"
「アイ・クライド・ア・ティアー」
歌手名:ラヴァーン・ベイカー(Lavern Baker)
リリース:1958年
意識された楽曲について
上述の6曲のようにズバリの曲名ではないが、おそらく作詞に際して意識されたと思われる楽曲がある。該当箇所は次のとおり。
Bye bye love
My baby’s leavin’ me
Now lonely teardrops
All that I can see
この歌詞の2行目「My baby’s leavin’ me」については、エルヴィス・プレスリーが1956年にリリースしたカバー曲『My Baby Left Me』(マイ・ベイビー・レフト・ミー)が元ネタになっている可能性が考えられる。
この4行の歌詞の上3行が楽曲名だとしたら、最後の4行目もおそらく1950年代の何らかの楽曲名が元ネタになっている可能性がありそうだが、残念ながら時間切れで探し当てることはできなかった。
4行目の元ネタについて、何かアイディアをお持ちの方からのタレコミ大歓迎です(ここで紹介します)。
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