オーディション番組で夢をかなえた
スーザン・ボイル Susan Boyle
イギリスのオーディション番組「Britain's Got Talent」準優勝
47歳にしてオーディション番組で夢をつかんだスコットランド出身の女性歌手スーザン・ボイル(Susan Magdalane Boyle/1961-)。
2009年4月に放送されたイギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出場したスーザン・ボイルは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の有名な劇中歌『夢やぶれて(I Dreamed A Dream)』を驚きの美声で熱唱。見事準優勝となり、歌手デビューの夢をかなえた。
ジャケット写真:スーザン・ボイル「I Dreamed a Dream」
当サイトでもスーザン・ボイルの活躍をニュースとして取り上げたが、映画「レ・ミゼラブル」に関する記事の一環として、ここではその過去ログを一覧としてまとめておくこととしたい。
【YouTube】スーザン・ボイル I Dreamed a Dream (日本語字幕つき)
美声おばさんにYouTube3000万再生 [2009/4/20]
ポール・ポッツを生んだイギリスのオーディション番組「Britains Got Talent」で、47歳の無名の女性が驚きの美声を披露した。YouTube動画では既に3000万回以上再生され、世界中の注目を集めている。
彼女の名前はスーザン・ボイル(Susan Boyle)。独身で無職の教会ボランティア。男性とキスしたこともないという。
美声を披露した曲は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の名曲『I dreamed a dream(邦題:夢やぶれて)』。会場は歌い出すまで冷ややかな空気だったが、彼女が歌い出すなり会場は騒然となった。
ポール・ポッツのようにCDデビューはないかも知れないが、歌い出しのインパクトは決してポール・ポッツに負けていない。もし彼女が教会で讃美歌を歌っているのなら、是非とも何曲か聴いてみたいものだ。
美声おばさんスーザン・ボイル オーディション決勝進出 [2009/5/25]
イギリスのオーディション番組「Britains Got Talent」で、48歳の"美声おばさん"ことスーザンボイル(Susan Boyle)が見事決勝進出を果たした。
彼女が準決勝で歌ったのは、ミュージカル「CATS」の『メモリー Memory』。老いて美貌を失った猫グリザベラ(Grizabella)の哀しい心情が歌い込まれた切ない名曲だ。
前回はミュージカル「レ・ミゼラブル」の『I dreamed a dream』を歌ったが、この時よりは少しアカぬけているようにも見える。
ただ、今回は緊張のためか、歌い出しは声が若干安定しない印象も受けた。しかし彼女の不思議な魅力はまだまだ健在のようで、審査員の高い評価を獲得し見事決勝への出場を勝ち取った。
決勝戦は5月30日。優勝者には10万ポンド(約1,500万円)とRoyal Variety Showへの出演権が与えられる。
スーザン・ボイル オーディション決勝で2位に [2009/5/31]
[イギリスの人気オーディション番組「Britain's Got Talent」決勝戦で、「美声おばさん」ことスーザン・ボイルが惜しくも2位になった。優勝はダンスグループ「ダイバーシティ(Diversity)」。
スーザン・ボイルが決勝戦で歌ったのは、予選で披露したミュージカル『レ・ミゼラブル』の挿入歌『I Dreamed A Dream(夢やぶれて)』。緊張で調子が出なかった準決勝とは異なり、予選時のような伸びやかな歌声を披露し審査員の絶賛を受けた。
審査は一般視聴者による電話投票で行われた。地元スコットランド南東部ウェスト・ロジアン(West Lothian)では彼女への応援も盛り上がりを見せたが、1位のダンスグループ「ダイバーシティ」には及ばなかった。
惜しくも番組では「夢やぶれた」スーザン・ボイルだが、きっといつか何らかの機会に、またあの生き生きとした力強いボーカルを披露してくれる日が来ることだろう。
スーザンボイル緊急入院 決勝翌日に疲労でダウン [2009/6/2]
イギリスのオーディション番組『Britain's Got Talent』で一躍ときの人となったスーザン・ボイル(48)が、決勝で敗れた翌日、疲労のためロンドン市内の病院に緊急入院した。
決勝前から疲労を訴えホームシックにかかっていたほか、彼女を中傷する心無いマスコミの報道を受けるなどして、精神的にまいってしまったという。
今月には、プラハでチェコ国立交響楽団との収録が予定されており、今週にもリハーサルが開始される予定だったが、この入院が長引けばCDリリースにも影響が出てくるおそれがある。
スコットランドの片田舎で静かに暮らしてきた彼女にとっては、ここ数か月の劇的な生活の変化は精神的に大きなストレスだったに違いない。ともかく今はゆっくり心と体を休めて英気を養ってほしいところだ。
スーザン・ボイルの1999年チャリティーCD発掘! [2009/6/1]
イギリスのオーディション番組で注目を集めている"美声おばさん"ことスーザン・ボイル(Susan Boyle/1961-)の歌声が、実は既に10年前にあるCDに収録されていたことが明らかとなった。
そのCDとは、スーザン・ボイルの地元スコットランド中部に位置するウェスト・ロージアン(West Lothian)のウィットバーン・アカデミー(Whitburn Academy)で録音されたチャリティーアルバム。
その中の12曲目に、"Cry Me a River - Susan Boyle"と彼女の名前が。オーディションで緊張した状態の声とは違い、しっとりと艶のある伸びやかな歌声がバラードと非常にマッチしている。
その完成度の高さにニューヨーク・ポスト紙は「もはや一発屋の域にはない」と論評しているという。このチャリティーCDは当時1000枚しかプレスされなかったため、今では入手困難なコレクターズ・アイテムとなっているようだ。
『Cry Me a River(クライ・ミー・ア・リバー)』は、50年代アメリカで作曲されたポピュラーソング。 自らを一度は裏切りながら復縁を乞う恋人に向かい「今更遅い、川のように泣くがいい」と冷ややかに突き放すという内容の、恨み節がかったブルーバラードの名曲。
1955年にジュリー・ロンドンの歌で大ヒットし、彼女の代名詞となると共に、21世紀初頭に至るまで広く知られるジャズ、ブルースのスタンダードソングの一つとなっている。
スーザン・ボイル 来月CDアルバムリリースか? [2009/6/2]
英国のオーディション番組で惜しくも2位になったスーザン・ボイル(48)のデビューアルバムが、早ければ来月にもリリースされる計画が進行中のようだ。
今月にはプラハでチェコ国立交響楽団との収録が予定されており、今週にもリハーサルが開始されるという。
レーベルは、オーディション番組『Britain's Got Talent』の審査員で音楽プロデューサーのサイモン・コーウェル氏によるSyco Musicとなる見通し。発売日やタイトル、価格等の詳細はまだ不明。
スーザン・ボイル日本国内盤デビューアルバム予約開始 [2009/9/30]
イギリスの人気オーディション番組「Britain's Got Talent」で準優勝を果たした「美声おばさん」ことスーザン・ボイル(Susan Boyle)のデビューアルバムが、英米盤・日本国内盤ともに予約が開始された(右ジャケットはイギリス盤)。
デビューアルバムの国内盤タイトルは『夢やぶれて』。既にアメリカのアマゾンでは予約数でチャート1位を獲得している。
具体的な収録曲はまだ不明だが、レ・ミゼラブル『夢やぶれて(I Dreamed A Dream)』、キャッツ『メモリー(Memory)』、『クライ・ミー・ア・リヴァー(Cry Me A River)』あたりはしっかりと収録されることだろう。
日本盤ボーナストラックには、なんと日本の名曲『翼をください』カバー曲が収録されるという。
国内盤の発売日は2009年11月25日(予定)。アメリカ盤は11月24日、イギリス盤は11月23日を予定している。今から非常に待ち遠しい期待の話題作だ。
なお、アメリカ盤は値段が安いので、アルバムではなくMaxiシングルの可能性あり。
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