F1やWRCに強いフィンランド
世界史・国際関係トピックス
フィンランドは、モータースポーツ分野で有能な選手を数多く輩出しており、自動車レースの最高峰フォーミュラ1(Formula One/F1)では、ケケ・ロズベルグ、ミカ・ハッキネン、キミ・ライコネンなど、世界チャンピオンにも輝いたフィンランド出身の優秀なF1ドライバーが何人も誕生している。
国際自動車連盟(FIA)が主催する世界ラリー選手権(FIA World Rally Championship/WRC)においては、1990年代後半にはフィンランドのトミ・マキネン(三菱ラリーアート)が4年連続でドライバーズチャンピオンに輝いている。
フィンランドの有能なドライバー(スポーツ選手も)には「フライング・フィン(Flying Finn)」という愛称が与えられ、ドライバーズ・チャンピオンを獲得したロズベルグ(1982年)、ハッキネン(1998年、1999年)、キミ・ライコネン(2007年)らも、「フライング・フィン」の名声を手にしている。
なぜフィンランドはモータースポーツに強い?
なぜフィンランドはF1やラリーなどのモータースポーツに強いのだろうか。その理由について明確な答えを出すことは難しいかもしれない。
ネット上で見かける見解としては、フィンランドの国土を生かしたゴーカートやスノーモービルでの経験、乗り物・機械モノを乗りこなし使いこなす国民的な才能、引退した元選手らによる精力的なマネージメント・若手育成などといった諸要素が考えられるようだ。
フィンランドにおける「環境」、「才能(DNA・国民性)」そして「チャンス」の軸がうまくかみ合って、今日の大きな結果につながっているのだろう。
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