インターナショナル 歌詞・日本語訳
フランス語・ロシア語・中国語・日本語など様々な言語で歌われる革命歌
『インターナショナル』(L'Internationale)は、19世紀後半にフランスで作曲された労働歌・革命歌。1922年から1944年までソビエト連邦の国歌として使われた。
フランスの詩人ウジェーヌ・ポティエにより1871年に作詞された当時は、フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』のメロディで歌われていた。
写真:赤軍旗(出典:Wikipedia)
後にベルギー出身の音楽家ピエール・ドジェーテルが新たな曲をつけ、今日知られる『インターナショナル』が完成。1888年に初演された。
原曲のフランス語のほか、ロシア語、中国語、日本語など様々な国の歌詞・訳詞がつけられ歌われている。
【YouTube】ロシア語版 The Internationale "Интернационал"
【YouTube】フランス語版 L'Internationale
日本語歌詞
起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し
醒めよ我が同胞(はらから) 暁(あかつき)は来ぬ
暴虐の鎖 断つ日 旗は血に燃えて
海を隔てつ我等 腕(かいな)結びゆく
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
聞け我等が雄たけび 天地轟(とどろ)きて
屍(かばね)越ゆる我が旗 行く手を守る
圧制の壁破りて 固き我が腕(かいな)
今ぞ高く掲げん 我が勝利の旗
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
<訳詞:佐々木孝丸/佐野碩>
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