そうだったらいいのにな
うちのお庭がジャングルで 子犬のタローがライオンだ
『そうだったらいいのにな』は、NHK「おかあさんといっしょ」で放送された子供向けの歌。作詞:井出隆夫、作曲:福田和禾子。
小さい子供の空想がテーマとなっており、歌詞では、庭がジャングルになって飼い犬がライオンになったり、大きなゴリラが用心棒になったり、サンタクロースを捕まえて毎日がクリスマスになったりと、「そうだったらいいのにな」と自由奔放な空想を広げていく。
保育園や幼稚園でも人気の曲で、歌詞に基づくイラストを使ったパネルシアターや、イラストを棒の先につけた人形劇(ペープサート)など、小さな子供にも一目でわかりやすい演出で親しまれているようだ。
ちなみに、この「空想」→「そうだったらいいのにな」の分かりやすい流れ・フォーマットはとても替え歌に向いており、子供の空想に限らず、学生や社会人らの願望や妄想を当てはめて自由に替え歌を作ることができそうだ。
実際2005年には、炭酸飲料ファンタのテレビCMソングとして『そうだったらいいのにな』の替え歌が使用されている(後述)。
【YouTube】『そうだったらいいのにな』 けんたろうおにいさん
ファンタCMソングに
2005年にテレビ放送された炭酸飲料ファンタCMで、『そうだったらいいのにな』の替え歌がCMソングとして使われていた。歌はスチャダラパー BOSE(ボーズ)。
歌詞の流れはオリジナルと同じで、空想の後に「そうだったらいいのにな」のサビが歌われ、最後に「そうじゃないからファンタ飲もう」とCMソングとしてのアピールもしっかりとおさえられている。
ファンタCM「ヤギ篇」では、学校にヤギの大群が押し寄せ、授業もテストもなくなるという空想。「リモコン篇」では、先生をリモコンで操作したり、授業を早送りや一時停止できるという妄想。いずれもファンタCMのメインターゲットである学生向けの内容となっている。