カレーの歌 ~すべては愛のターメリック~
アニメ「みなみけ おかえり」保坂と千秋が歌うカレーのスパイスソング
『カレーの歌』は、テレビ東京系アニメ『みなみけ おかえり』の第2話で登場した挿入歌。
歌詞の中では、ターメリック(ウコン)、ハラペーニョ、パプリカ、シナモン、カルダモンなどのカレーのスパイスがワルツのリズムに乗って次々と登場する。
写真:みなみけ きゃらくたーそんぐべすとあるばむ(「カレーの歌」収録)
歌っているのは、男子バレー部部長の3年生 保坂(ほさか)。ハンサムでスポーツマンだが妄想癖が激しく、この『カレーの歌』も彼の脳内で開かれたコンサートの中で独唱されていたもの。
歌が誕生したのは、保坂がスーパーで夕食のメニューを検討していた時、偶然通りかかった南 千秋がつぶやいたカレーのスパイス名がきっかけとなった。
南 千秋は、保坂の歌を聞いて、自分がつぶやいたのがカレーのスパイスであることに気がつき、保坂を「カレーの妖精」と認識するようになる。
【YouTube】カレーの歌 保坂バージョン
歌詞について
『カレーの歌』の歌詞では、「無理か、パプリカ」、「今さらガラムマサラ」、「でも明日があるもん、シナモン、カルダモン」など、カレーのスパイス名できれいに韻が踏まれている。
「愛のターメリック」は、「愛のため」と「ターメリック」の「ため」で掛詞になっている。
「ハラハラハラペーニョ」と「コリゴリ コリアンダー」は、文頭で韻が踏まれており、これは「頭韻(とういん)」と呼ばれる言語表現。
曲の最後は、イタリアのカンツォーネ風に「美味しいカレーのできあがり♪」と締めくくられる。「カレー」を「カリー」とすれば、「できあがり」の「がり」と韻を踏んでいるとも考えられそうだ。
千秋の『カレーの歌』
なお、千秋も保坂の『カレーの歌』を覚え、買物の帰り道で口ずさんでいる。千秋バージョンでは、「今さらガラムマサラ」の部分が「チョコはうまいぞ~♪」になっている
今さら?!おいしいカレーのスパイス講座
ターメリック(ウコン)
ショウガ科ウコン属の多年草。黄色の色素成分はクルクミン (curcumine)は着色料としても使われる。
胆汁の分泌を促進し、お酒をよく飲む人に珍重されるほか、健胃などの薬効がある。
ハラペーニョ
メキシコを代表するグリーンチリ(青唐辛子)。名称はその発祥の地といわれているベラクルス州のハラパ(Xalapa)に由来する。
酢漬けなどにして市販されているが、生で食べることもできる。メキシコ料理やテクス・メクス料理で良く用いられる。
シナモン
熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の樹皮から作られる香辛料。
独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味があり、カプチーノ等の飲料やアップルパイ、シナモンロールなどの洋菓子の香り付けに使われる。
カルダモン
ショウガ科の多年草。原産はインド、スリランカ、マレー半島。 カレーのほか、肉料理の匂い消しやパン、ケーキの風味付けに用いられる。
また、中近東ではコーヒーにカルダモンの精油や種子の粉末を加えたカルダモンコーヒーが好まれている。
パプリカ
ナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの一栽培品種。
スパイスとしてのパプリカは、種子を取り除いた赤いパプリカを乾燥させ、粉末化したもの。唐辛子にも似た独特の風味を持つが、味や風味が穏やか。、
コリアンダー
セリ科の一年草。乾燥したコリアンダーの果実はコリアンダーシードなどとも呼ばれ、これをすりつぶした粉末は柑橘類、特にオレンジのような香りを漂わせる。
サフラン
地中海沿岸を原産とするアヤメ科の多年草サフランのめしべを乾燥させた香辛料。
プロヴァンス地方の名物料理ブイヤベースやスペイン料理のパエリア、ミラノ風リゾット、モロッコ料理のクスクス、インド料理のサフランライスには欠かせない。
ガラムマサラ
主にインド料理で使われる混合香辛料の一種。
シナモン、クローブ、ナツメグ、カルダモンなどをフライパンなどで空煎りし、砕いて粉にすれば完成。
【YouTube】カレーの歌(みなみけ)でカレーを作ってみた
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