踊るリッツの夜 Puttin' On the Ritz 歌詞と和訳
アーヴィング・バーリン(Irving Berlin/1888–1989)
『踊るリッツの夜』(Puttin' On the Ritz/プッティン・オン・ザ・リッツ)は、1927年にアメリカで作曲されたジャズの名曲。1930年に公開された同名のミュージカル映画主題歌として用いられた。
作曲者は、クリスマスソング『ホワイト・クリスマス』、アメリカ愛国歌『ゴッド・ブレス・アメリカ God Bless America』などを手掛けたアーヴィング・バーリン(Irving Berlin/1888–1989)。
『踊るリッツの夜 Puttin' On the Ritz』の曲名は、ロンドンで1908年に開業した老舗高級ホテル「リッツ・ホテル」に由来している。
イギリス王室御用達のリッツ・ホテル(リッツ・ロンドン)では、宿泊するか否かを問わず、男性はジャケット、ネクタイ、革靴の着用が求められるという厳しいドレスコード(服装規定)が存在する。
フォーマルな服装が要求されたリッツ・ホテルの名前は、やがて「Puttin' On the Ritz」というスラング(俗語)を生み出すこととなった。
その意味は、「スタイリッシュにドレスアップする」、「おしゃれに着飾る」といったもの。つまりリッツは「正装・おしゃれ」の代名詞的な存在として認識されていた。
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歌詞の意味・和訳(意訳)
『Puttin' On the Ritz』
作詞・作曲:アーヴィング・バーリン(Irving Berlin)
If you're blue and
You don't know where to go to
Why don't you go where fashion sits
Puttin' on the Ritz
もし君が憂うつで
行くあてもないなら
流行りの場所に行かないか?
リッツみたいに着飾って
Different types of wear
All day coat pants with stripes
And cut away coats for perfect fits
Puttin' on the Ritz
色んなタイプの服
デイ・コートにストライプのパンツ
モーニング・コート 完璧な装い
リッツみたいに着飾って
Dressed up like a million dollar trooper
Trying hard to look like Gary Cooper
(Super-duper)
百万ドルの大物俳優みたいに
ドレスアップして
ゲイリー・クーパーを気取って
(超イケてる)
Come lets mix where Rockerfellers
Walk with sticks or umbrellas in their mitts
Puttin' on the Ritz
ロックフェラーの一族に混じって
手袋にステッキや傘を持って歩こう
リッツみたいに着飾って
Have you seen the well to do
Up and down Park Avenue
On that famous thoroughfare
With their noses in the air
金持ちを見たことがあるかい?
パーク・アヴェニューを行き来してる
あの有名な大通りを
鼻高々に歩いてる奴らを
High hats and arrow collars
White spats and lots of dollars
Spending every dime
For a wonderful time
シルクハットに替え襟
白いスパッツに札束
金は全部道楽に使っちまうんだ
Down, down
Up, down
Get your kicks
Got the Ritz
下がって 下がって
上がって 下がって
楽しもうぜ
リッツを決め込んで
Dine and wine but not till nine
The time is right for us tonight
We can move
Move to the rhythm
ディナーにワイン
9時までなんて忘れて
今宵 時間は僕らのもの
さあ踊ろう
リズムに合せて
<以下、繰り返しのため省略>
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