安眠クラシック音楽の名曲
アンケート・ランキング１位は？

クラシック音楽関連トピックス [2008/03/24]

眠れない夜、あまりに周りが静か過ぎると、逆に小さな物音が気になって余計に眠れなくなってしまうことがある。

そんな時は、ゆったりと穏やかなメロディのクラシックやＢＧＭなどを小音量で流してみるのも一つの手だ。

でも、よい眠りを導くにはどんなクラシック曲がいいのだろうか？この点について、読売新聞で『安眠を誘うクラシックの曲』というアンケート結果が発表された。

このアンケートによれば、安眠クラシック第1位は、バッハ『G線上のアリア』だそうだ。

この曲は、シャープの液晶テレビ「アクオス」のテレビＣＭでも数年に渡って使用されていたので、アンケートでも人気の結果となったようだ。

続いて第2位はショパン『別れの曲』、3位はパッヘルベル『カノン』。上位3曲を見ると、安眠・睡眠導入効果の高さから選ばれたというよりも、アンケート対象の回答者にとって知名度の高いクラシック音楽の名曲が選ばれているようにも感じられる。

さらには4位のドビュッシー『月の光』、5位のショパン『ノクターン第20番』などからも、知名度の高さがアンケート結果の順位に大きく影響していることがうかがわれる（当たり前と言えば当たり前だが）。

実際の就寝時に、誰でも知っているような有名なクラシック音楽を聞き始めると、頭の中で自然にメロディを追いかけてしまって、逆に頭が冴えて眠れなくなってしまうこともあるだろう。

脳の興奮を鎮めて眠りの態勢に入るには、現代人にとってはちょっと退屈な感じのマイナーなクラシック音楽を選曲した方が良さそうな感じがしないでもない。

ただ、知名度の低いクラシック音楽のＣＤやダウンロード音源などが手元にある人はそうそう多くはないだろうから、やはりネットで入手しやすい定番の名曲が現実的に使いやすい安眠クラシックということになるのだろう。

なお、その他の睡眠・安眠系クラシック音楽の名曲については、こちらの特集ページ「安眠ソング・リラックス定番のクラシック音楽」も適宜参照されたい。

「クラシック音楽じゃ眠れないっ！」て人は、自然の音を取り入れた環境音楽系のＣＤがオススメ。これとかいいかも。