花のワルツ
バレエ組曲「くるみ割り人形」より

チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky/1840-1893)

『花のワルツ(Waltz of the Flowers)』は、ロシアの作曲家チャイコフスキーによるバレエ音楽「くるみ割り人形(The Nutcraker)」の中の1曲。バレエの初演に先立ち、1892年3月19日に初演された。

序奏では、美しいハープのカデンツァ(即興的独奏)に始まり、続いてホルンにより主題が提示される。そして有名なワルツの旋律に入り、フルートがウィーン風のメロディーを提示し、情熱的なヴィオラ・チェロが続いていく。

チャイコフスキー: 3大バレエ組曲 Limited Edition

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による、バレエ「眠りの森の美女」「白鳥の湖」「くるみ割り人形」を収録

【YouTube】 花のワルツ Waltz of the Flowers

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コラム: ウィーンのワルツ王 ヨハン・シュトラウス2世

ウィーンのワルツといえば、「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世を忘れてはならない。生涯で500曲を超える曲を残し、ウィンナ・ワルツの黄金時代を確立したオーストリアの大作曲家だ。

毎年1月1日のニューイヤーコンサートでは、ウィーン楽友協会の黄金のホールで、毎年ヨハン・シュトラウス家の名曲が演奏される。トリを飾るのは、父ヨハン・シュトラウス1世の『ラデツキー行進曲 Radetzky-Marsch Op. 228』だ。

ヨハン・シュトラウス2世の有名なワルツは、『美しく青きドナウ Op. 314』、『春の声 Op. 410』、『皇帝円舞曲 Op. 437』、『ウィーン気質 Op. 354』など。タイトルを知らなくても、どこかで一度は聴いたことがある有名なメロディーばかり。

ヨハン・シュトラウス2世の有名な曲