大序曲1812年 チャイコフスキー
ナポレオンのロシア遠征を描いた歴史的序曲 フランス国歌も登場
『大序曲1812年』は、チャイコフスキー作曲による演奏会向けの序曲。『序曲1812年』、または『荘厳序曲1812年』と題されることも。
挿絵:ロシア帝国に侵攻するナポレオン軍(出典:Wikipedia)
初演は1882年8月。当時の評判は芳しくなかったが、1年後にサンクトペテルブルクで自身の指揮で演奏された際には大評判となった。
【YouTube】チャイコフスキー 大序曲1812年 小澤征爾
なぜフランス国歌のメロディーが?
1812年、チャイコフスキーの祖国ロシア帝国に、ナポレオン率いるフランス帝国とその同盟軍が侵略してきた。
当初、フランス軍がモスクワを制圧するなど優勢であったが、すぐにロシア軍が全国の軍隊をモスクワに集め反撃しフランス軍は敗北した。
挿絵:ロシア戦役に敗れ、モスクワから退却するナポレオン軍(出典:Wikipedia)
『大序曲1812年』では、このナポレオンのロシア遠征の様子が描写されており、その象徴としてフランス国歌ラ・マルセイエーズの主題が度々登場するというわけだ。
関連ページ
- フランス国歌 ラ・マルセイエーズ
- 18世紀末のフランス革命戦争の際に、兵士の士気を鼓舞するために作曲された。
- ロシア帝国国歌 神よツァーリを護り給え
- フィナーレで引用。強大なるロシア帝国の君主「ツァーリ」を讃える国歌
- チャイコフスキーの有名な曲・代表曲
- 『くるみ割り人形』、『ピアノ協奏曲第1番』、『ヴァイオリン協奏曲』など、ロシアの作曲家チャイコフスキーの有名な曲・代表曲の解説と視聴
- 冬将軍 由来はロシア? 意味・歴史
- 異国の侵入を幾度も撃退したロシアの冬の守り神