亡き王女のためのパヴァーヌ
モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel/1875-1937)
『亡き王女のためのパヴァーヌ Pavane for a Dead Princess』は、モーリス・ラヴェル(ラベル)が1899年に作曲したピアノ曲。後にラヴェル自身により管弦楽曲として編曲された。
ルーヴル美術館に展示されていたベラスケス作のマルガリータ王女の肖像画にインスピレーションを得たという。
マルガリータ王女(Margaret Theresa of Spain/1651-1673)は、スペイン王フェリペ4世の娘で、神聖ローマ皇帝レオポルト1世の最初の皇后。
マルガリータは父王の大のお気に入りで、フェリペ4世は手紙の中でマルガリータを「私の喜び」と呼び、ベラスケスらの宮廷画家たちに彼女の肖像画を多く描かせたという。
パヴァーヌ(Pavane)って何?
パヴァーヌ(Pavane)とは、16世紀頃からフランスで流行した宮廷舞曲の様式。2拍子のゆったりとしたリズムにのせて、男女のペアが列をなして踊る優雅なダンス。
【YouTube】亡き王女のためのパヴァーヌ
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