気を悪くしないで オペレッタ「坑夫長」より

19世紀オーストリアの作曲家カール・ツェラーによる優雅なアリア

『気を悪くしないで Sei Nicht Bös』は、カール・ツェラー作曲のオペレッタ(喜歌劇)「坑夫長 Der Obersteiger」中に登場するアリア(詠唱)。

カール・ツェラー(Carl Zeller/1842-1898)は、19世紀オーストリアの作曲家。少年時代はボーイソプラノの美声に恵まれ、ウィーン少年合唱団で歌っていた。その後ウィーン大学に入学して、法律と作曲を学んだ。

ツェラーはオーストリア帝国の文部省で官吏として働きながら、歌曲やオペレッタなどの作曲を続けた。彼の作品の中では、オペレッタ「小鳥売り Der Vogelhändler」(1891年)などがよく知られている。

ちなみに写真は、カール・ツェラーが晩年を過ごしたオーストリアの温泉保養地バーデン・バイ・ウィーン(Baden bei Wien)の公園入り口。ローマ時代から「パンノニアの水」として知られる硫黄泉で、リウマチ・循環器疾患・骨折などの治療に効果があるという。

【YouTube】カール・ツェラー喜歌劇「坑夫長」より 『気を悪くしないで Sei Nicht Bös』

カール・ツェラー「小鳥売り」(1998年メルビッシュ音楽祭) [DVD] 98年にメルビッシュ音楽祭で披露されたカール・ツェラーの最高傑作「小鳥売り」をDVD化。

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