フィンランドの主題による組曲
(7つのフィンランド民謡)
ショスタコーヴィチ(Dmitrii Shostakovich/1906-1975)
『フィンランドの主題による組曲』は、ソ連の作曲家ショスタコーヴィチ(Dmitrii Shostakovich/1906-1975)による1939年の作品。
7曲のフィンランド民謡から構成されることから『7つのフィンランド民謡』とも題される。
ソプラノとテノールの独唱、小規模なオーケストラのための作品で、次の7曲のフィンランド民謡からなる。1曲目と3曲目はオーケストラのみ。
写真:フィンランド シルタサーリ地区(ヘルシンキ)
曲目一覧
- 祝日は若いみんなのために
Energico - 空は青く澄みわたり
Taivas on sininen ja valkoinen (The Sky is Blue and White) - ある夏の夜、私は森へ
Lento non troppo - 村の娘たち、ティリュリリュレイ
Tämän kylän tytöt ovat tilulilulei (The Girls of this Village) - 野いちごは赤い実
Mansikka on punanen marja (The Strawberry is a Red Berry) - 暇があればの話だが
Jos mie saisin jouten olla (If I Could be at leisure) - 僕の彼女は美しい
Minun kultani kaunis on (My Beloved is Beautiful)
日本語で歌われる『野いちご』
5曲目の『野いちごは赤い実 Mansikka on punanen marja』は、日本で訳詞され日本語の歌詞で歌われている。小中学校などの音楽の教科書にも掲載された。
ダウンロード・試聴も可能
ウラディーミル・アシュケナージ指揮による「Shostakovich: The Execution of Stepan Razin, Zoya Suite & Suite on Finnish Themes」をご紹介。
ショスタコーヴィチ『フィンランドの主題による組曲』も全曲収録されており、個別にダウンロード・試聴が可能。
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