ルイ・ヴィエルヌ『ウェストミンスターの鐘』
Carillon de Westminster
24の幻想的小品集(24 Pièces de fantaisie)より
ルイ・ヴィエルヌ『ウェストミンスターの鐘 Carillon de Westminster』は、フランスの音楽家ルイ・ヴィエルヌ(Louis Victor Jules Vierne/1870–1937)が1927年頃に作曲した24の幻想的小品集(24 Pièces de fantaisie)の一曲。
関連:ウェストミンスターの鐘(ロンドン) Westminster Chimes
曲名どおり、ロンドンのウェストミンスター宮殿にある時計塔ビッグ・ベンが奏でるメロディから着想を得た性格的小品で、ルイ・ヴィエルヌ作品の中では比較的知名度が高い。
ルイ・ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったが、パリ音楽院教授の叔父に音楽に対する才能を見いだされ、10歳の頃から本格的に音楽教育を受けはじめた。
30歳を過ぎると緑内障にかかり、最終的に完全に失明してしまったルイ・ヴィエルヌ。『ウェストミンスターの鐘』は彼が57歳頃に書き上げた小品である。
【YouTube】Carillon de Westminster - Louis Vierne
関連音楽ページ
- ウェストミンスターの鐘 Westminster Chimes
- 小中学校のチャイムの原曲。ロンドンのウェストミンスター宮殿にある時計塔ビッグ・ベンが奏でるメロディ。