トントゥ フィンランドの妖精
クリスマス・サンタクロース関連トピックス
トントゥ(tonttu)は、北欧フィンランドに古くから伝わる小柄な妖精・小人。フィンランド語で「妖精」を意味する「haltija(ハルティア/ハルティヤ)」としても紹介される。
発音上の語感のせいか、日本のカタカナ表記では「トント」とも表記されるようだ。トントゥを題材とした日本のアニメ「森のトントたち」(1984年)でも「トント」の名称が採用されている。
写真:フィンランド・aarikka(アーリッカ)社のトントゥ人形(楽天ショップ「セレクト・ペンギン」より)
フィンランドの森の中や、人間が住む家や小屋などに住み込んでいるというトントゥ達は、人間に対してとても好意的な存在で、その家の住人がいつも楽しく過ごせるように火事や病気から守ってくれているそうだ。
トントゥ達は様々な役割を専門的に担当しており、森の中で野生動物の面倒をみる専門家のトントゥや、木々や植物の世話をする専門のトントゥ、家の中での雑務をこなすハウス・トントゥや、サウナ・トントゥ、クリスマス・トントゥ(ヨウル・トントゥ)など、非常に明確な役割分担・分業体制が確立されているようだ。
サウナ・トントゥ(サウナの妖精)
日本でも定着しているフィンランド式の蒸し風呂「サウナ風呂」。サウナ発祥のフィンランドでは、各家庭に必ずといってよいほどサウナがある。
フィンランドのサウナには、サウナ・トントゥ(サウナ・ハルティア/サウナの妖精)が守り神のような役割で存在しているという。
サウナ・トントが一番最後に入るから、常にサウナの中を清潔に掃除しておこうと子供達に言い聞かせることもあるとか。
特にクリスマス・イブには、サウナを使う人間はいつもより早めに出て、後でトントゥ達がサウナを楽しめるようにしてあげるという慣習もあるようだ。
ヨウル・トントゥ(クリスマス・トントゥ)
ヨウル・トントゥ(クリスマス・トントゥ)は、サンタクロース(ヨウル・プッキ)のお手伝いをするトントゥ。「ヨウル」とはフィンランド語で「クリスマス」の意味。
サンタクロースや奥さん(ヨウル・ムオリ/ヨウルマー)、トナカイ達と、フィンランドのコルヴァトゥントゥリで共同生活を送っている。
ヨウル・トントゥの仕事は、子供たちが毎日行儀よく良い子でいるか、物陰からこっそり見守ること。誰が良い子で、誰が悪い子か、ヨウル・トントゥはすべて手帳にメモして、あとでサンタクロースに手渡すという。
ヨウル・トントゥからの報告に基づいて、サンタクロースは良い子にクリスマスプレゼントを配るというわけだ。
さらにヨウル・トントゥは、サンタのオモチャ工房(工場)で、そのクリスマスプレゼントを自ら作る役割も果たしている。トナカイたちの世話をするのも彼らの大事な仕事だ。