ニッセ nisse ノルウェーやデンマークの妖精
クリスマス・サンタクロース関連トピックス
ニッセ(nisse)は、ノルウェーやデンマークで古くから伝えられている小柄な妖精。サンタのような赤い帽子をかぶり、ノルディックセーターやノルディック手袋を着こなして、大人のニッセから子供のニッセまで、男女様々なニッセが存在する。
普段は家の納屋などに住み着くニッセは、その家に幸せをもたらすとされる、ニッセはいたずら好きとしても知られ、身の回りで何か不思議なことが起こると「ニッセの仕業だ」と言われるほど、人間たちの生活に密着した近い存在として親しまれている。
NORDICA DESIGN(ノルディカ・デザイン社)のニッセ人形(木製)
ノルウェーではニッセはいわゆるサンタクロースに近い存在として位置付けられており、クリスマスシーズンのニッセを特に「ユーレ・ニッセ(クリスマスのニッセ)」と呼ぶことがある。
クリスマスイブには、ニッセのためにドアの前にお粥を置いておくという習慣が今でも一部の家庭で残っているという。ちゃんとお粥を用意しないと、ニッセが後でイタズラをするとの言い伝えもあるようだ。
ノルウェーの首都オスロ郊外にある町ドローバックでは、「危険 ニッセに注意(サンタに注意)」と書かれた交通標識があり、ニッセの人形を扱うお土産屋さん・雑貨屋さんでは、この交通標識を模した三角形のミニ看板やポストカードが販売されているそうだ。
近年では日本国内(箱根など)にも、このニッセの交通標識をオブジェクト的に展示している庭園や施設などがあるという。
可愛いノルディカ・デザイン
妖精ニッセの人形を買うなら、NORDICA DESIGN(ノルディカ・デザイン社)の木製人形が可愛くてオススメ。比較的新しいブランドなので、デザインが洗練され現代的で、万人受けする可愛らしさと親しみやすさにあふれている。
日本でも北欧雑貨・輸入雑貨のお店などで入手できるようだ。毎年限定のイヤーズ・ニッセ(Year's nisse)特別モデルはすぐに売り切れてしまうが、通常モデルはクリスマスシーズン以外にも手に入ると思われる。