ロミオとジュリエット バレエ音楽
両家の争いに翻弄される二人の恋の行方は…
『ロミオとジュリエット(ロメオとジュリエット)』(Romeo and Juliet)は、旧ソ連の作曲家セルゲイ・プロコフィエフ(Sergei Prokofiev/1891-1953)が作曲したバレエ音楽・バレエ作品。
シェイクスピアによる悲劇『ロミオとジュリエット』に基づく。1935年に52曲からなる全曲を完成させた。
バレエは当初、レニングラード・バレエ学校創立200年祭で上演される予定だったが、酷評されて契約を撤回された。
そこでプロコフィエフは組曲を2つ作り、バレエの初演に先行して第1組曲を1936年にモスクワで、第2組曲を1937年にレニングラードで発表した。
【YouTube】ロメオとジュリエット
あらすじ・ストーリー
原作の戯曲『ロミオとジュリエット』は、16世紀後半に初演されたシェイクスピアによる悲劇。
舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返していた。
モンタギュー家のロミオ、キャビュレット家のジュリエット
モンタギューの一人息子ロミオは、友人らと共に、キャピュレット家のパーティに紛れ込む。そこでロミオは、キャピュレットの一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちる。
二人は修道僧ロレンスの元で秘かに結婚。ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つことを期待する。しかし結婚の直後、ロミオは街頭での争いに巻き込まれ、親友を殺された仕返しに、キャピュレット夫人の甥を殺してしまう。
ジュリエットが死んだと誤解したロミオは・・・
ロミオは追放され、ジュリエットは大公の親戚パリスと結婚させられることに。ジュリエットは、修道僧ロレンスに助けを求める。ジュリエットをロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てるロレンス。
しかし、ジュリエットが死んだと誤解したロミオは、彼女の墓で毒を飲み息絶えてしまう。仮死状態から目覚めたジュリエットも、ロミオの短剣ですぐに後を追った。事の真相を知った両家は、ついに和解する。
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