スウェーデンの夏至祭 ダンスの曲は?

Midsummer celebration in Sweden

スウェーデンの夏至祭(Midsommar)は、毎年6月下旬の夏至の頃にスウェーデン各地で開催される伝統的な年中行事。

夏至に最も近い土曜日とその前日が祝日となり、広場に夏至祭の柱(Midsommarstång/majstång)を立て、その周りで子どもたちが手をつないでフォークダンスを踊る。

写真:2013年の夏至祭(Torstuna地区/提供:123RF)

スウェーデンの夏至祭におけるフォークダンスの規模は各地で異なり、花の冠をかぶった小さな子供たちだけで踊ったり、親子が一緒に踊る形式もよく見られる。

規模の大きいところでは、ダンスの輪が二重にも三重にもなる大人数の構成となり、とても賑やかなフォークダンスの集いとなる。

子どもたちが踊るフォークダンスの曲は?

スウェーデンの夏至祭で子供たちが踊るフォークダンスの曲は各地で様々だが、だいたいどこの開催地でも踊られる定番の曲がいくつかある。

これらの曲のYouTube動画や歌詞などは、それぞれのページの解説を適宜参照されたい。

小さなカエル Små grodorna

まず最も有名と思われる夏至祭の定番曲としては、フランス童謡『クラリネットをこわしちゃった』と同じメロディで歌われる『小さなカエル Små grodorna』がある。

振り付けで耳やしっぽを手で表現したり、「クーワッカッカ」と歌いながらカエルのようにしゃがんでジャンプしたりと、見ているだけでも楽しいユニークな曲だ。

わたしたちは音楽家 Vi äro musikanter

ドイツ民謡『山の音楽家(私は音楽家)』を彷彿とさせるスウェーデンの童謡。バイオリンを弾く動作などが入り、子供たちにも人気の明るいレクリエーションソング。

トットトコ Jänta å ja

フォークダンスの序盤などに導入曲としてよく使われるスウェーデン民謡。NHK「みんなのうた」で1969年に『トットトコ』としてカバーされた。歌は坂本九。

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