ラップランド Lapland

サンタクロースとオーロラ、アナと雪の女王オープニング

ラップランド(Lapland)とは、スカンジナビア半島北部からコラ半島に渡り、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシアにまたがる分割地域を指す。

上のヨーロッパ地図の紺色の部分がラップランド。サンタクロースの住む場所として紹介されるほか、オーロラの名所として知られている。

ラップランドの住民の多くがサーミ人であり、サーミ語を言語として用いている。サーミ人の3分の1は移動生活を営んでおり、夏は海岸部に住み、冬は内陸部に移動して、漁業やトナカイの飼育などで生計を立てている。

映画「アナと雪の女王」とサーミ人の民族音楽

ディズニー映画「アナと雪の女王」オープニング曲は、ラップランドに住むサーミ人の民族音楽「ヨイク」とヨーロッパに伝わる讃美歌からインスピレーションを受けた楽曲だという。

【関連ページ】アナと雪の女王オープニングの原曲

サンタクロース

クリスマスシーズンになると、ラップランドはサンタクロースが住んでいる場所として、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの各国が激しいPR合戦を繰り広げる。

詳細については、こちらのまとめ「サンタクロースはどこの国に住んでるの?」を適宜参照いただきたい。

アチャパチャノチャ

日本の童謡・レクソング『アチャパチャノチャ』は、「ラップランド民謡」と紹介されることがある。同曲は北欧生まれの可能性は高いが、あえて「ラップランド」と銘打つほどの関連性が本当にあったのか疑問が残る。

ニルスのふしぎな旅

スウェーデンの小説に基づく世界名作アニメ「ニルスのふしぎな旅」では、ガチョウのモルテンの背中に乗って旅する少年ニルスがラップランドに到着し、一夏を過ごす様子が描写されている。

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