ロバのパン屋(パン売りのロバさん)

日本の童謡/パンの移動販売テーマソング

「ロバのパン屋」の愛称で親しまれるパンの移動販売。販売車から流れる「ロバのおじさんチンカラリン♪」の童謡が親しみやすい。

写真:ロバのパン岐阜によるパンの移動販売(Webサイトより)

ロバを用いたパンの移動販売は昭和初期に札幌で始まり、戦後の京都市と静岡県浜松市でビタミンパン社によりチェーン展開され人気を博した。

テーマソング『パン売りのロバさん』

ビタミンパン社によるパンの移動販売では、ロバ(実際には馬)の愛くるしさに加え、馬車に乗せた蓄音機(レコードプレーヤー)から流れるテーマソング『パン売りのロバさん』が親しみやすさを演出し、子供から大人まで人気のパン屋さんに成長した。

『パン売りのロバさん』は、作詞:矢野亮、作曲:豊田稔、童謡歌手・近藤圭子の歌により、1955年(昭和30年)にキングレコードから発売された。

同曲を聞いたビタミンパン社本部は即座に大量のレコードを発注。追加で特注LPを5,000枚用意させ、全国のチェーン店に配布して、『パン売りのロバさん』は同社の事実上のテーマソングとなった。

パンの移動販売が全盛期を迎えたのは1960年頃。やがて自動車および舗装道路の普及によりロバ(馬)による移動販売は困難となり、現在のようなライトバンによる営業スタイルに変更された。

【試聴】テーマソング『パン売りのロバさん』

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